「クズ」「ばかなやつら」――。横浜市戸塚区の障害者支援施設で発覚した、入所者への暴言や居室への閉じ込めなどの虐待疑惑。この施設で働いた経験がある元職員の一人が毎日新聞の取材に応じ、職員たちの間で不適切な言動が常態化していたとみられることを証言した。
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あざを見て「いつものことだよ」
「こいつらダウン(症)だから、生かしておいてあげるだけでいいんだよ」。「朝日塾」での勤務初日、元職員は先輩職員からそう言われ驚いたという。その後も働いたが「重度の知的障害者は何をされても分からない、と思っている職員が多かったように感じる」と話す。
体にあざが多くある入所者もいた。新たなあざを見つけても「いつものことだよ」と周りの職員から言われ、「内部で記録・報告がなされないこともあった」。自傷行為や事故によるものか、それ以外の要因なのか、判然としない例があったという。暴言についても「聞いたのは一度や二度ではない」と振り返る。
今月は、相模原市の知的障害者施設で19人が殺害された「津久井やまゆり園事件」から発生10年を迎える。植松聖死刑囚(36)は事件前に園で働き、不適切な支援のあり方が犯行に影響を与えたとされる。同じ神奈川県で発覚した今回の問題に、元職員は「しっかり改善して、適切な支援をする施設に変わってほしい。『第二のやまゆり』のようなことは起きてほしくない」と危機感を訴…
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