鈍麻
貪る昨日や、遠退く此処に溜まるセリフ、運命に付着した現在を洗い落として、次々に迫る今を絶え間なく消費して、可視化する未来や、あらゆる価値観に擦り寄る君たちの証拠、互い違いになる現在のスリット、映り込む描写や、熱望暴走した脳内に張り付く苦しみの場面が、繰り返し映し出され、さまざまな苦しみを反復させては、増していく苦痛に苛まれ、際限なく現れる結末や、ありとあらゆる嫌疑の最中、境目や、諍いばかりの隙間、慢性的な憎しみが襲いかかる現時点からの乖離、理解すらも超越した関係性が、愛なのだ、と語りかける木々や、研鑽し続けても尚、まだ足りないと嘆く君、不機嫌な思惑の際限や、破壊的な足への膿、奪い合うほどに生まれる対立や、コギトが重なるアンドロメダでの波形、宇宙とは、私が存在するからこそ、存在していられるのだと、存在している事すら、あやふやな今に語りかけても尚、存在とは、そこに収まる事もなく、どこに行く訳でも、どこかに行き着く訳でもなく、浮遊したり、引き合わされたり、引き裂かれたりしながら、萎びる今に、死に場所すらなくて、似通う今に合致しては、自らの合併症に苦しんだり、入り組んだ今に、今を証明できるものすら、すぐさま、そこで、永遠に変わるだけであるから、今とは、永遠に引き込まれては、そこで、次々に引き延ばされ、そこに残るものに引っ張られては、数多の意味を改ざんし、かさばるだけの今という虚像に苦しんでばかりいる事を辞めて、次々と、自らを解放するように、軽快に走り抜ける。



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