「500万円超を未回収」 カード決済代行「全東信」 “ことし最大規模の倒産” 福岡でも影響
FBS福岡放送
ことし最大規模の倒産と言われている大阪市の決済代行会社「全東信」が破産した影響が、福岡でも広がっています。500万円以上の売上金が回収できない恐れがある店も出ています。
福岡市西区の「味彩よひら」は、築170年の古民家で地元の旬の食材を使った和食が楽しめる料理店です。 ■曽我部愛麗(あいり)アナウンサー 「味付けはあっさりしていますが、タマネギとお肉の甘さがより引き立っています。」 レジのすぐ横には。 ■曽我部アナウンサー 「決済会社が破産したためクレジットカードでの支払いができない状況と書かれています。」
破産した会社というのは、大阪市に本社がある全東信です。 全東信は、店とカード会社の間を取り持つ決済代行会社です。 店がカード決済を導入しようとする際、カード会社との個別の契約や決済システムの構築など、手間やコストがかかります。 決済代行会社が間に入ることで、そうした手間やコストを削減できるメリットがあります。 一般的に、クレジットカードで支払われた代金がカード会社から店側に入金されるのは、およそ半月後です。 一方で、全東信は代金を立て替えることで、決済からおよそ5日後という異例の早期入金を売りにしていました。 手数料分は高くつきますが、資金繰りに悩む中小企業にとって重宝されていたサービスということです。 「味彩よひら」には、少なくとも6月分の売り上げが未払いです。 ■味彩よひら・桑原絢心(けんしん)さん 「被害としては500万円以上の売上金が回収できない見込みです。」 さらに、予約客にはカード決済ができなくなったことを、事前に電話で伝えるようにしていると言います。 娘の「お食い初め」で来店した人は。 ■訪れた人 「手元に現金があるか確認して、払えそうなぐらいはあったので、今回は大丈夫かなという感じです。」