「元女性で男性戸籍」話題のセクシー女優が語った半生。「女性に戻った」のではなく「私になった」
事実を積み重ねたほうが周囲の理解を得られやすい
――高校の頃に、急に女子制服から学ランに変えたときは、明確なきっかけがあったのですか? 雄乃:きっかけは何なんでしょうね、わからないんです。 ――最初は女子制服だったのが、急に学ランになって、周りの反応はどうでしたか? 雄乃:周りは、私が元々ぶっ飛んでいることがわかっていたので、「雄乃ならやりかねない」という反応でした。ありがたいことに3年間同じクラスで生活できたので、みんな理解してくれていました。 ――そのときは「私は男性性です」と主張していたのですか? 雄乃:自分が男子生徒だと主張するよりも、男性ホルモンを打って学ランを着て、周りにわかりやすい事実を重ねていく方がいいと思っていたタイプだったので、徹底的に事実だけを変えてきました。 ――男性ホルモンはいつ頃から打ち始めたのですか? 雄乃:男性であろうとしてからの行動スピードは早かったので、半年くらいカウンセリングを受けて高3の頃から打ち始めました。胸オペ(胸の切除手術)もする予定だったんですけど、貯めていたお金がなくなったので、できなかったんです。 ――現在はセクシー女優として活躍しているから胸オペをしなくてよかったですね。 雄乃:そうなんです。手術回数増えなくてよかったです(笑)。 ――男性ホルモンを打ってから、周囲の反応はどうでしたか? 雄乃:高校の先生が特別授業をしてくれたりして、周りはすごく優しかったです。 ――よかったですね。男性ホルモン注射を打つと、まず何が変わりましたか? 雄乃:声が変わりましたね。今はセクシー女優の仕事をしているので、できるだけ高い声で話すように意識しています。ただ、気を抜くとすぐに低い声に戻ってしまうので、普段から気をつけて高い声を出すようにしています。あとは、陰核の肥大化、体毛が濃くなること、肌が汚くなってニキビがすごくできることですね。 ――思春期にそれは大変ですね。 雄乃:それに性欲が本当に跳ね上がりますね。 ※ ※ ※ ※ ※ 「男性」「女性」という二元論だけでは語りきれない、自身のアイデンティティを雄乃ゆめさんは率直な言葉で語ってくれた。「男女とかではなく『私』」という一言には、長年の葛藤と、自分自身を受け入れるまでの歩みが凝縮されていたのだった。 雄乃ゆめ X:@onoyume_ <取材・文・撮影/神楽坂文人(X:@kagurazakabunji)> ※性の在り方は多様です。 ・性的指向:どのような性別の人に恋愛感情や性的な関心を抱くか ・性自認:自分自身の性別をどのように認識しているか ・身体的な性の特徴:身体的・生物学的な特徴による性 ・性表現:服装、髪形、仕草、言葉遣いなどを通じた性の表し方 これらは必ずしも一致するとは限りません。 【神楽坂文人】 世界一セクシー女優を取材しているカメラマン、ライター、インタビュアー。元成人誌編集者のため、最後の砦として活躍中。年間イベント取材数300本超え! 年間インタビュー数200本超え! バイクで都内を駆け巡り1日で複数の仕事を受けている。X(旧Twitter):@kagurazakabunji
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