所沢西―三郷北 逆転で初戦を突破し、喜びを爆発させる所沢西ナイン=レジスタ大宮
所沢西
000000003│3
000001100│2
三郷北
所沢西が九回に意地の逆転劇を見せ、三郷北を3―2で退けた。八回2死まで無安打に抑えられていた相手の先発右腕を最終盤に攻略。3点をもぎ取り、力投を続けていた先発上杉に報いた。佐藤監督は「何かやってくれるだろうなとは思っていたけれど、出来過ぎなくらい」と喜びとともに驚いた様子だった。
殊勲の一打を放ったのは主将の田山。1点を追う九回2死二、三塁で打席が回り、「自分が打たないと勝てないだろう」と覚悟を決めた。初球のスライダーを迷いなく振り抜くと、低い打球が三遊間を抜け、走者2人が生還し逆転。「執念で打てた」と充実の表情だった。
援護がない中も粘投を続け、最終回の攻撃まで望みをつないだのは先発の上杉。右横手から繰り出す直球は110キロにも満たないが、さらに遅い変化球を織り交ぜて打者を翻弄(ほんろう)した。9回116球を投げ抜き、「しんどかったけれど、逆転を信じて気合で投げた」と気持ちの強さを見せた。
現チームは秋春の地区大会では初戦敗退。公式戦でつかんだ初の1勝だった。指揮官は「大会で勝つことはどんな練習よりもうまくなる。大会中にいいチームに仕上がってくる」とさらなる成長に期待した。