愛されていることを知る。
神戸在住の女性A様から「恋愛をしたことがないからデートに付き合って欲しい」とご連絡をいただいた。私の正しい使い方である。幼少期に両親が他界し、親戚に預けられたが、親戚が病気になり、親戚の介護をしていたら自分が病気になり、恋愛なんてしている暇がなかった。ようやく自分の時間を取り戻せたから、残りの人生は少しでもやりたいと思ったことはやっていきたいと思って連絡をした。A様は、そのようなことを言った。
私は「こんな見てくれの人間に連絡をするのは怖くなかったですか」と聞いた。A様は「坂爪さんは札付きのワルだから安心する。本当に怖いのは札の付いていないワルだと思う」と言った。湊山にある水族館は座りながら水槽を見ることができる。そこに行くことが夢だったと言うので「夢は全部叶えましょう」と一念発起し、ループに乗って水族館に行った。A様は、ループに乗るのは初体験だと感動した。旅先で自転車に乗ると自由を感じる。ハンドルを握っている感じが、自由だ。
天涯孤独になった人の話を聞くと、同情しそうになる自分がいる。厳しい状況を生き抜いたことを尊敬するのはいいが、同情するのは違うと思う。可哀想な人間はいない。不幸な人間はいない。人間は、環境によって不幸になるのではない。人間を不幸にするものは、その人の心だ。A様は不幸ではない。可哀想でもない。可哀想だと思うことは無礼だ。A様は残りの人生を楽しもうとしている。人生の悪い側面ではなく、人生の素晴らしい側面を見ようとしている限り、その人は戦士だ。
A様は言った。自分に同情しそうになることもあるし、自分を不幸だと思うこともある。だけど、それじゃ何も変わらないと思って、私は私を幸せにすると決めた。坂爪さんに会いたいと思ったのは、坂爪さんは、愛されていることを知っているように見えたから。坂爪さんは、許されていることを知っているように見えたから。怖くて、痛くて、私にはできない。だけど、羨ましいとずっと思っていた。丸裸で、傷だらけで、血まみれで、それでも愛を叫び続けているように見えた。私も私を許そうと思った。許せないことも許そうと思ったら、少しずつ、自分を許せるようになった。
水族館を出て、喫茶店に行き、温泉に入り、肥田式一分間強健法『後手合掌』をお伝えした。弱気になった時の、おまじないみたいなものだ。A様は「坂爪さんは自分を認め切っているように見える。こうやればいいんだよって、お手本を見せてくれているように見える。坂爪さんの真似をするんじゃなくて、坂爪さんは坂爪さんを生きているように、私は私を生きればいいのだと思う」と言った。万人の道なんてものはなく、あるのは、一人一人固有の道。生き方に正解はない。だから、生き方に間違いもない。私は私の道を行く。あなたはあなたの道を行く。その道がクロスした時、握手をしたり、ハグをしたり、セックスをする。握手もハグもセックスも一人ではできない。一人じゃ行けない場所がある。これから熱海に行く。
坂爪さん、こんにちは☺️
神戸のライブ、ありがとうございました。
澄んだギターの音色と、お二人の力強い歌声と言葉の数々に、胸の中がグッと掴まれたり、静かでありながらも揺れたりしていました。
それに浸っている内に、むくむくと「聞いてみたい!」という気持ちが湧き、私事ですが兄弟格差についてお聞きしました。
あの時は最後まで丁寧に耳を傾けて下さって、本当にありがとうございます。
坂爪さん自身が20代の頃、精神的に弱って実家に帰られた時、「母が自分の存在を隠さずに居てくれて安心出来た」と話して下さったことを思い出し、「発達障害を持ち、家でずっと過ごしている兄はどうなのだろう?」と思いました。
苦手な外との関係を最小限にすることは出来ていますが、実際には「自由なようでいて自由がない」と感じたし、グラグラな土台の上に成り立っている安心だとも思いました。(→これも私の主観でしかないですが)
そこで「私はどうだろう?」って自分のことを考えた時に、「自分には自由がある」と思いました。
「なんだ、お互いに得たものもあるし、得れなかったものもある。私達には格差なんてなかったんだ」、そんな気持ちになりました。
一人ひとりの生、そんなことが母への執着で見えなくなっていたと気づきました。
今はあんなに欲しかった母からの関心を得ることよりも、自分自身の感情を震わせ生きることに意識が向いています。
坂爪さんが「話を聞いて、私はここまでやったのに…って気持ちがくっついてると感じた」と話された時、正にドンピシャで「家族なんだから…」という思いと、母から私への関心が欲しかったという理由で動いてました。
そこに「やりたいからやる。やりたくないからやらない」がすっぽり抜け落ちていることにも気づき…。
自分があるようでなかった、いわば亡霊になってたと思います。
私があれこれ先のことを考えるのは、家族の関係を壊したくないというエゴと、母や兄の自分で生きる力を信じてなかったからだと思いあたり…。
先回りするのをやめました。
私の今後の目標は「やりたいからやる。やりたくないからやらない。ひとでなしになる練習をする」ことです。
【愛したまま絶縁する。
絶縁するとは、自分の力だけで生きることができなくなった時は、それが寿命であると定めて、家族だからこれくらいのことをしなくちゃとか、義務感で動くことをやめることである】
この考え方を知って、凄く心が軽くなりました。
私はあの日、新たな視点をもらいに行ったのだと思います。
私にとって、新たな視点は希望になりました。
あれから「渡水看花」を何度も脳内で再生してます。
あの優しくあたたかい場所に辿り着くことができて、言葉には出来ないものをたくさん頂きました。
本当にありがとうございました。
暑くなっていますので、お身体に気をつけて。
(追伸) 私にお話をして下さった2人の方、一緒に泣いてハグして下さった方、あの場で話を聞きあたたかい拍手を下さった皆さん、本当にありがとうございました!!
おおまかな予定
7月14日(火)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
7月18日(土)LIVE@下北沢RHAPSODY
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
いいなと思ったら応援しよう!
ばっちこい人類!!うおおおおおおおおお!!


コメント