「バレないと思っていました」
証人尋問が終わり、公判は被告人質問へと移る。
弁護人「なぜ今回このようなことを?」
被告人「AとBが付き合っているのではないかと疑問に思い興味を持ちました」
弁護人「それって、あなたが調べる必要全くないですよね?」
被告人「はい」
弁護人「A方にBさんが来た時点で交際を確認出来たのでは?確認して止めなかったのは?」
被告人「カメラの位置が悪かったので。仕掛けたカメラの性能が良くなかったのもあります。二人が部屋で過ごしているのを見た時に性的欲求が出てきました」
弁護人「何回侵入して何台カメラを設置したのですか?」
被告人「計6回侵入して最終的に3台設置しました」
弁護人「なぜそこまで執着を?」
被告人「記録が録れたり録れなかったり、画質が良くなくてカメラを替えたり、Aが家に鍵を掛けないのを知っていたので、自由に出入り出来る状況だったので軽い気持ちで」
弁護人「二人の恐怖を考えたことありますか?」
被告人「当初は考えていなかった」
弁護人「バレなきゃいいと思っていた?」
被告人「バレなきゃいいというより、バレないと思っていました」
このあと被告人質問は、あまりにもズレた言い訳、弁解を続ける男に対し、裁判長が説教を始める事態となる。
部下カップルの性行為を盗撮した被告人に飛んだ裁判長の喝【裁判傍聴記・後編】に続く
文/田辺朋之 内外タイムス