2026-07-13

血縁が25%しか繋がっていない娘を夫婦で引き取って育てている。

https://anond.hatelabo.jp/20240515235312



こんな記事が昨日上がっていて、内容を読んで色々自分の家庭にも思うところがあった。

この増田とは対照的かな、と思うところはあるのだが、兄の娘(つまりからみれば姪)を引き取って育てている。

妻はちょっとしたある病気で(完治してるけど)妊娠ができない身体で、兄自身生活破綻状態、兄の嫁(元嫁だけど)は行方知れず、という状況で、妻や俺の親とも話し合いをして「幾ら何でも施設犬猫の様に捨てるわけにもいかないだろう」ということで、

妻や俺自身前述の通りなので、家庭で養子として引き取って育てることとなった。



まりタイトル通り、「娘」との血のつながりは25%しかない。妻に至っては娘から見れば遺伝学上は赤の他人だ。

この増田乳児の子供の育児に苦労している様だが、俺達は自分たちの子供の「乳児だった時期」を知らない。

ただ、一つ言えることがあるのだが、赤ん坊はまだ真っ白の状態から育児のしようで幾らでもまっすぐ育つことができるだろうだけ、幸せなんじゃないかと思う。

「娘」は俺達夫婦に引き取られるまでの間、ネグレクトだのを受けていて、性格形成期にトラウマというか、酷い幼少期を過ごしている。



これは余談になるのだが、俺や妻は若い頃随分遊んでいた。

から幼少期の過程に恵まれなかった歪んだ環境で決定的な時期を過ごして、成人まで成長した女の子が、その後どういう風になるのか、

そして20そこそこに成長した彼女たちは、吸い寄せられるように夜の街や盛り場へと、まるで魂の故郷に戻っていくかのように身を投じ、俺たちみたいな「クイーンビーやジョックの様な悪い奴らや遊び目的パリピ」に、遊びで(性的に)食われたり、利用されたりしてますます表の社会ではなく、夜の街へと自ら望むがごとく沈んでいく、そんな育ち故の「生まれ階層や生きる世界から最初から違う人たち」の業の深さをよく知っている。

もちろん、引き取ったとはいえ自分の娘だ、何不自由なく温かい家庭やちゃんとした家庭環境愛情をもって育てている。

だが俺も妻も知っている。幼少期に一時期でも悲惨な家庭環境にあった子供は、心の傷からどれだけまっすぐ育てようと歪んでしまって根本は直らない、そして家庭から巣立てばどうなっていくか、という事実も。



8歳まで箸の使い方と足し算と引き算を全く知らなかった娘

娘は、引き取ってきた当初、箸の使い方を全く知らなかった。

そもそも箸は最初から2本あるものという概念すら理解していなかった。割り箸しか知らないからだ。

逆手でもち、スプーンの様に掻き込む。まずは箸の使い方から教えるという事になった。



虫歯も酷かった。生え変わり前の乳歯とはいえ歯医者に連れて行って治療してもらったとき歯医者がいうには、一歩間違えれば歯髄に菌が入って敗菌症寸前の歯もあった。

昔、遊びで付き合っていた女たちを思い出していた。彼女たちは往々にしてギザ歯が多かった。二次元キャラの絵ではデフォルメ表現をされているが、ギザ歯はマウスケアが全くできていないからなるのを、俺や妻はよく知っている。

足し算と引き算もできなかった。妻と二人で付きっ切りで教えた。物覚え自体はよかったのか、引き取った年がギリギリ発達を間に合わせるのによかったのか。小学校三年生の夏には、各教科70点をテストで超えるほどにはよくなっていた。



夜叫と暴力癖が直らない「魔法使い

娘は、夜叫症に悩まされていた。医者見立てではPTSDという。

また、非常に癇癪と暴力癖が強い。学校では、一度クラスメイトの髪を引っ張り、殴りつける大喧嘩したことがあって、学校から呼び出された事さえあった。

それ以降は、人を殴ることはなくなったが、癇癪を起すと物に当たり散らす様になった。実は、妻や俺にも癇癪を起した時にはそれをしようとすることが多かった。

原因は、やはり兄夫婦ネグレクト根底にあるという見立てだった。




当時娘は、口調さえ年相応のそれではなかった。尊大な口ぶりで、アニメ主人公の顔真似の様に顔を歪ませて睨みつけることが多かった。兄夫婦ネグレクトされていた時、娘が見れるものは兄が好きなある種の深夜アニメしかなかったからだ。

それは暴力的な内容で、主人公たちも暴力的な口調だったり、暴力シーンの多い作品群だ。俺も内容は知っている。

その年では少女漫画児童文学プリキュアといった女児向けアニメ、男なら特撮とかジャンプコロコロといったものを浴している年齢であろうに、娘はそれらを当時知らなかった。

自らを空を飛び、核爆発の様な大魔法を使い、選ばれし存在から特別な力と使命を与えられた魔法使いという「設定」で、クラスメイト学校先生どころか、俺と妻に当たっていた。

また、あまり兄のことは書きたくもないのだが、兄は怪しい地下格闘技ジムに出入りしていた、娘が覚えている「本当の父」の唯一の記憶は、それらの深夜アニメの話と、暴力的な格闘技喧嘩でどう相手に勝つか、という様なものだった。

娘が俺たちの所に来る以前、唯一あった娯楽の中のアニメキャラクターを、織り交ぜた様だった。



今思えば、娘はどうにかして社会と接点を持つためにある種の役割ペルソナを作らなければ内面より外の世界と接する方法を知らなかったのだと思う。等身大自分を出すことが恐怖だったのだろうし。その等身大自分というのは何もない空っぽからこそ、暴力に訴えるような性格になってしまったのではないか、と思う。


今では随分マトモになったが、時折やはり狂相が見え隠れするときがある。これはもう一生直らない、娘の「業」なのだろう。

かなり愛情と考え得る限りの教育や躾を二人、妻の父母や俺の父母と家族で協力してやってきたつもりだ。

今ではかなり娘も落ち着いた性格になっている。だが、時折感情が高ぶったり少し口論になりそうになると、彼女の「狂相」が見え隠れするときがある。

妻も俺も、「それ」を知っている、親の庇護から外れる年齢になれば、夜の街の盛り場に流れ着く子たちをたくさん見てきたからだ。

どれだけ愛情教育をかけても、幼少期の苛酷なトラウマや植え付けられた環境は直りようがない、これは一種の「業」なのだと俺も妻も考えている。



恐らく、娘は家を出る成人ほどの年齢になれば、自分人生自分で生きる能力を俺達が教育で与えて、持っていたとしても、俺や妻が一夜の遊びに使い、いい様に使い倒されていったかつての「同類彼女たち」と同じように、太陽の当たる場所仕事ではなく、夜の街に吸い寄せられてしまうんだろう。

ただ、せめて家にいる間だけは、人間らしい生き方という思い出を与えてやることが、「親」代わりの俺達にできる精いっぱいの事なのだろうと思う。

色々思うところがあってとっちらかってしまったけども、こういう悩みはネットのみんなも持っているのだろうか、と考える時が未だにある。

記事への反応 -
  • 最近になって、妻といる時間が苦しく思うことが増えた。私はまだ30代だけど、妻とは人生の半分以上を一緒に過ごしてきたので相応に理解しているつもりだった。 もちろん、相手のこ...

    • https://anond.hatelabo.jp/20240515235312 こんな記事が昨日上がっていて、内容を読んで色々自分の家庭にも思うところがあった。 この増田とは対照的かな、と思うところはあるのだが、兄の娘(...

    • 今はご夫婦ともに大変な毎日だよな。お疲れ様。 相手が自分より随分負担していると理解していても、きついもんはきついよ。骨折者の隣にいれば打撲の痛みは感じないかっていえば感...

    • 週に2日は妻を育児から完全解放できるようにしろ。人のせいにすんなお前しかおらん

    • 子育てを自分のミッションとして捉えられてなさすぎる そういうとこなんじゃないのか?

    • 増田には難しいネタでしたw

    • 色々書いてるけど育児手伝う気はないですってこと?

    • 金で育児負担減らすか育休取ればよくね?

    • あー、𓂸がひとのせいにしてるー

    • 人生イージーモードすぎてちょっとハードになると悲劇の主人公になっちゃうタイプ もっと深い地獄に落ちろ

    • AIみがある ガチならせめて子は殺しませんように たぶん嘘松だけどね

    • 創作だな 子どもの手がかかる状況の羅列の部分、リアリティがなさすぎる 後半いきなり死を匂わせるのも唐突だし

    • まるで今の自分のことかと思って読んでしまった。自分は増田よりもう少し子供が小さいけど、今までの妻と少しずつ変わってきた実感はあるし、それに苦手意識が生まれ始めている。妻...

    • 先日の離婚してよかった増田の前日譚ですか?

      • 2歳児を置いて?最低じゃねーか…と思ったがよく見たら2年前の時点で保育園には行っているのか

    • 女の人はしばしばかかるコストよりも協力したタスクの数で評価するそうなので 育児で一番大変な部分だけ協力してる風でも後々根にもたれるって聞く そんな病むくらいなら小銭稼ぐこ...

    • アホかw   そんな期間は生後1年で終わる、 あのな、女は授乳期間中はプロラクチンが分泌されんの、いわゆる母性の種 男は射精したときに分泌される、いわゆる賢者タイムの元 女は...

      • 女にプロテインが分泌されるとか意味不明なこと言うなよ 女に分泌されるのは女性モルホンってやつだぞ 赤ちゃんを産むと女性モルホンって言うのがいっぱいでてくるんだよ そうすると...

        • ネタだろうけど、 赤ちゃんを大事にするように脳内を洗脳するんだ   これがプロラクチンな、プロテインちゃう 脳下垂体から分泌される、母乳分泌ホルモンなんだけど、 男が射精した...

    • まあよくある話。女は子供が出来たら変わる。男は変わらない、変われない。善い悪いではなく、多くの事実としてそうである。 そこで外に女を作る男が多いのも事実。ずっと昔から人...

    • ff14のゾラージャはそ~考えるとまだマシだな。 メンヘラと一緒になって、ヤバイ国で子育てをするより、ヒカセンの所にダンクシュートというやり方で託したんだからな。 ま、これが...

    • よくわかんないっすけど、みんなおんなじよーに悩んでおんなじよーに育ててんじゃないっすかね。 家族以外からの誘惑とか、家族から目を逸らさないでちゃんと向き合ってるあんた偉...

    • 似たような経験がある マイルールやこだわりで自分を縛りすぎだなと思う 子供がいなければ生活の細かい部分とかどうでもいい部分にこだわる余裕があるけど、子供ができたら捨てるべ...

      • 唐突なネイマール

        • こないだ風邪をおして無理やり行った沖縄料理店で何回もゆいゆいゆい〜ゆいまーる〜て唄がかかってたけどあれゆいレール🚝の歌だったんかな🤔

    • 核家族で子育てっつーのが根本的ニュース無理あるんだろうなやっぱり。

      • 土人みたいな環境で育った両親世代と 最新の人権思想を強制されてる現役世代は一緒に住めないよ 外ではコンプラを厳しく守れって監視されてるのに 土人級の人権思想の両親世代の御機...

    • 「気づいてあげられないのがごめんだけど、何か手伝ってあげられることある?」って余裕があるときは聞くのが良い。

    • 2児の父で、9割の育児と家事を自分がやっているので、自分は奥さん側の立場だろう。 自分の経験で極端に言うと、自分は相手の奴隷だと思い始めてからが親としての本番が始まる。 自...

    • だいぶ整理されているようだしこうして吐き出せるのが匿名ダイアリ—の良さだからそこは置いておいて。 ここまで考えてもまだ自分には「父親になる/ならない」の選択肢が残っている...

    • 長く付き合う男女が、互いに変質してくるのはあるんだよな。 恋が冷めて愛だけ残る、とかいうけど、恋よりも強い愛が残っていると自覚していても、その変質を自分でも受け止められ...

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