ビリヤード | 渓流詩人の徒然日記

ブルータップ10トン締め/ファイバー系タップ

テーマ:ビリヤード



牛革ファイバー系のブルータップ
の10トン締めは嫌いではない。
タッチと音が良いから。

ただし、やはり個体差が結構ある。
それでも、珠玉の撞き味をもたら
すのでブルー系を好む人も多い。





ただし「10トン締め」とはいう
が、本当に10トンの圧でタップ
を締めたら革はペッタンコにな
って死んでしまう。適度な高圧
力で押圧したタップ、という意
味だ。嘘八百は八百の嘘ではな
く多いという意味の八百と同じ
で。江戸八百八町も大坂の八百
八橋も「多い」という意味。
ブルータップの10トン締めとい
う商品名は氏橋さんという人が
ブルータップも旧来の牛革タッ
プのように締める事をやり始め
たのが好評で商品化に繋がった。

1980年代の昔はまだタップ締め
器が古い玉屋には置かれていた。
結構大きな氷かきのような物で
上から太いネジでタップをプレ
スした。
治具を作って万力で締める事も
一般的だったが、締めすぎると
カッチカチになって逆に使えな
いタップになったりもした。
タップを締めると「撞き締め」
が要らずに、装着後すぐに最高
位の撞き味を出せる。なので昔
はタップをどれでも締めた。
その締めが緩んでタップ自体の
密着度が無くなったタップはブ
カブカになり、通称「パンク」
と呼ばれて使えなくなった。
「ちょうちん」とも呼ばれてい
た。
タップ交換時に平ヤスリで叩き
締めるのも、取付け前にタップ
を機械で締めるのと同じ効果を
狙ったものだ。
平ヤスリで叩くと、かなり凹む。
それでも叩きつづけて形を10円
玉の円周程度に整えて行くのだ。
その後、平ヤスリで削る。削っ
てまた叩く。
タップ交換では必須の工程だ。
現在流行している豚革の積層接
着タップでは叩き締めや機械締
めは必要ない。むしろ弾力を損
なうのでやってはダメ。