「ソレノイドバルブってなんですか?」
と聞かれて即答できなきゃヤバい。
電気信号で圧縮空気の通り道を切り替え、
シリンダーの動く方向を決める弁。
シリンダーが設備の筋肉なら、
その筋肉へ空気を振り分けるのがバルブ。
よく使う2位置弁は大きく2つ。
・シングル:コイル1つ。信号が切れるとバネで初期位置へ戻る
・ダブル:コイル2つ。逆側の信号が入るまで切替位置を保持する
大事なのはここ。
ダブルが保持するのは
「バルブの切替位置」であって、
シリンダーの停止位置ではない。
停電しても、その場で止まるとは限らない。
残圧があれば、
そのままストローク端まで動くこともある。
だから、
「把持や吸着はダブル一択」
ではない。
停電時にどう動かしたいか。
エアが抜けたとき、ワークをどう守るか。
ここから逆算して、
バルブと落下防止機構を設計する。
ここから玄人の話。
熟練者はシリンダーが動かないとき、
いきなりラダーを開かない。
まず周囲の安全を確認して、
バルブの手動操作部を押す。
・動く → 電気指令側を確認
PLC出力、配線、コネクタ、コイル
・動かない → 空圧・バルブ・メカ側を確認
供給圧、配管、スピコン、バルブ本体、シリンダー
ボタン1つで、
調べる範囲を半分にできる。
ソフトを疑うのは、
ハードを消し込んでから。
僕がパナソニックの設備開発で
叩き込まれたのも、この順番。
切り分けの順番にこそ、
保全の腕が出ると思ってる。