「ウクライナは特殊」軍事専門家が警告 ドローン偏重の落とし穴
毎日新聞
2026/7/10 16:00(最終更新 7/10 16:00)
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ウクライナやイランの戦場で、ドローン(無人機)の有効性が注目されている。ドローンは戦争をどう変えたのか。日本と英国の専門家に聞くインタビューの2回目は、英王立防衛安全保障研究所シニアリサーチフェローのジャスティン・ブロンク氏が、ドローンに対する過大評価に警鐘を鳴らし、通常兵器との組み合わせによる防衛力強化を主張する。【聞き手・宮川裕章】
ドローン(無人機)に関する日英専門家インタビューです
第1回・戦場変えたドローン、日本での活用は? 専門家が語る長所と弱点
――ロシアとウクライナの戦闘で、ドローンの有効性が世界中で認められ、戦場に革命をもたらしたとする声もあります。現状のドローンの効果についてどう評価しますか。
◆ドローンは、ウクライナ軍が露軍の侵攻を阻止する手段として重要な役割を果たしている。これに対し、露軍もドローンの生産力を大幅に強化している。だが、ウクライナの戦場が、ドローンが活躍できる特殊な環境にあることに留意しなければならない。
ウクライナの前線には大量の地雷が敷設されている。さらに、露軍はウクライナ軍の砲撃や、「ストームシャドー」などの巡航ミサイル、地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」などによって分散を強いられている。
また、上空を両軍のドローンが監視し、発見次第、攻撃を仕掛ける状況だ。こうした膠着(こうちゃく)状況では、速度が遅く、航続距離が短く、火力も小さいというドローンの欠点が大きな問題にならない。だが、この状況が全…
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