巨人・井上温大、カード初戦の悪夢繰り返さず キラーぶり発揮のDeNA戦9連勝「守りに入らず、攻める投球」
◇12日 DeNA3―4巨人(横浜) 巨人は1回に満塁弾で4点リード。ここから逆転負けしたカード初戦の悪夢も、ベイキラーには関係なかった。先発の井上温大投手が6イニング3失点(自責2)で、自身のDeNA戦9連勝。ハマスタでは10戦無敗となり、キャリアハイに並ぶシーズン8勝にも到達した左腕は「守りに入らず、攻める投球だった」と振り返った。 ◆馬場典子アナ、爽やかなルックスの巨人レジェンド選手と【写真】 5回に2失点。6回は味方の失策絡みで1点を失い、なお1死一、二塁だった。佐野を初球で打ち取り、石上には気迫を前面に出した。「おらー!」とほえながら149キロの直球で追い込み、最後はカットボール。腰砕けのスイングで空を切らせ、リードを死守した。 この日最速150キロを交え、4回まで被安打1。2回までに3点を失ったカード頭のウィットリーとは対照的だ。「ペース配分は考えなかった」と出し惜しみせず、苦しい6回もギアを上げた。 セットアッパーの大勢が右肘の張りで故障班行きとなり、2連投だった田中瑛もベンチ外だった中、船迫を8回に抜てきして勝ちきった。この緊急継投も、リードがあったからできた策。橋上監督代行は「1点差で踏ん張れるところが、今季の大きな成長の証し」と先発左腕を褒めたたえた。 首脳陣からは「12、13勝できれば」との声も。高い期待に対し、井上は冷静だった。「試合をつくることしかできない。そこだけに集中したい」。気を緩めるそぶりは、一切見せなかった。
中日スポーツ