「悪魔特捜隊」と「N国信者」と「路哲」
永井豪の不朽の超名作『デビルマン』
あまりにも有名なので説明するのも野暮なんだけど、この名作の最後は凄まじい狂気と悲劇で終わるんです。
人間を守るために戦ってきたデビルマン(人間と悪魔のハイブリッド)が、一緒に暮らしていた牧村家という家族を惨殺されてしまうんです。
悪魔にではなく、人間に。
理由は「お前は悪魔だろう?」です。
いわゆる魔女狩りと同じ。
悪魔特捜隊という悪魔狩り組織で純然たる人間です。
私もそうですが、本当にトラウマになるような凄惨なシーンです。
ただそれは、グロテスクだからではなく、これ以上なく人間の「狂気」を感じさせるシーンなので怖いんです…。
私、現実でこれと同じ感覚を覚えたのが、兵庫県知事選挙で立花孝志が犬笛吹いて、奥谷県議の自宅前に人が集まっている写真を見た時…。
完全に自分を「善」と思い、「悪」である奥谷さんに圧力をかける為に集まった人たち。
まさかの子供まで連れてきている人もいて、本当に恐ろしい写真だった…。
当の立花孝志はニタニタ笑いながら街宣していたのが、本当にグロテスクだった。
その後、誹謗中傷から竹内県議が自死され、丸尾県議にも誹謗中傷が続き、同じN国を批判していた岩井清隆さんが自死される事態にまで…。
まだ事件や混乱は終わってはいないですが、立花孝志に共感し街頭に集まっていた一般人の熱狂は今はないと思います。
あれだけ熱狂していた市民たちはどこに行ったんだ…。
そして昨日、新宿東南口で路哲による「アンティファまつり」というのが開催されていたようなんですが、その動画を見て、あまりのグロテスクさに兵庫と同じ気分に…。
ネタニヤフのイラストが描かれている紙を、無数の人が「つぶせ!」というコールと共に、旗のポールで突き刺し、ビリビリに破く。
高市早苗が描かれた人型パネルを取り囲み、楽しそうに皆で中指を立て、顔に水鉄砲を撃ち続ける。
気持ちが悪すぎる…。
やっている行為というよりも、嬉々としてそれを盛り上がってやっている人たちが気持ち悪い…。
怒っているのではなく、楽しんでいる。
添付したデビルマンの絵と同じ。
どんな光景かは検索したらすぐ出てくるので、どうぞ…。
私はネタニヤフや高市早苗を一切支持なんてしていません。
得にネタニヤフに関しては「大量殺人犯」としか思っていない。
ヒトラーやポル・ポトに匹敵する、重罪人であり外道だと思っています。
だけど、ネタニヤフやヒトラーが、1人でパレスチナ人やユダヤ人を殺しまくったわけじゃない。
それに共感して「コイツらは悪であり叩き潰していい」と思った、普通の人たちが、一緒になって差別し、迫害し、暴力に発展していった。
当時のドイツ人だって、普通の人たちで、普通に善良な市民がほとんどだったと思う。
それが「私たちが正しい」と疑わなくなった結果が虐殺だ。
関東大震災の朝鮮人虐殺もそう。
虐殺に加担した人たちは「朝鮮人への差別意識」が下地にあり、そこに殺されるかもしれないという「身の安全」が加わり巨大地震という極限状態の中で「正しい暴力」に走った。
歴史上、いくらでもそういう例はある…。
だから私はずっと「正義を疑わない熱狂」を怖いと言っている…。