皇室典範改正案の衆院通過。
経過と考えをお伝えします。
まず私は、前段の委員会質疑を傍聴した。だが、傍聴議員は私含め4名程。立場を超え、もっと関心が持たれるべきだと感じた。
そして自民の質疑は、男系男子原則のみが色濃く、現代においても、女性天皇はあくまで「例外」だと位置づけた。世論が「女系天皇」へと進むことを強く警戒しているのだろう。
ただ、「現在の皇位継承の流れを揺るがせにしてはならない」は、立法府全体で、おおむね賛同された見解だ。
それなのに女性天皇の議論すら「皇位継承を不安定にさせる」との考えは行き過ぎだ。そしてその考えで、安定的皇位継承を語ると、どうしても「養子」のみに偏る。彼らは本当に皇室のことを考えているのか、こちらが不安になる。
女性皇族の配偶者を、今後皇族にするかどうかも論点の一つだ。だが自民党は「先例がない。だから女性皇族の配偶者は一般国民だ」として認めなかった。一方で、80年近く既に一般国民の立場である「旧宮家」の男子は「養子」として皇族に加えようとする。
そう言いながら、過去に、既に一般国民である人物を「養子」とし、皇族に加えた前例はないと答弁している。自民党は歴史と伝統の尊重と言いながら、簡単に前例を覆してはいないか。どっちなのか。これではご都合主義だ。
「養子」論のみを進めているのが自民党。
少なくとも「女性宮家」や「女性天皇」の議論を進めよ、というのが中道改革連合。
今回、中道は賛成した。
しかし、それは小川代表が述べたように「女性皇族の身分保持は、何としても、早期に、総意で実現せねばならぬ。その一点。」との思いからであり、今回の改正が「将来の検討を先取りをしたり、縛るものではない」との政府答弁も得たから。
そしてこのテーマで、決定的な対立、国論の二分を避けたいと考えているからだ。
それは本来、自民党が持つべき心構えであり、なすべき努力だ。果たして今の自民党に国民を包摂する力があるのか、大いに疑問だ。
だからこそ中道は、国民の総意と皇室の歩みを大切にし、今後も丁寧な議論を目指します。