2026年7月12日(日)

オリックス・高島泰都が5回の壁乗り越え、志願の8回続投 6回に1死一、二塁で一塁けん制も決め4勝目

[ 2026年7月11日 22:28 ]

パ・リーグ   オリックス8―3ロッテ ( 2026年7月11日    ZOZOマリン )

<ロ・オ13>8回途中まで2失点と好投した高島(撮影・長久保 豊)
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 オリックス・高島の脳裏には嫌な記憶がよみがえった。直近2戦はいずれも4回2/3で降板。この日も5回2死から2打者連続で不運な打球が続いて一、二塁を背負った。「また壁が一つあるんだなと思いました」。残像を振り払い、西川を一邪飛に仕留めて勝利投手の権利を手にした。

 壁を乗り越え、さらに自らの攻守で流れに乗った。続く6回も1死一、二塁のピンチ。代打・安田を迎えた場面で、6球目を投げる前にけん制で一塁走者をアウトにした。「ああいう場面で、ああいうワンプレーのためにキャンプから練習していることでもある。ここ一番でいいけん制ができて、自分も助かったのでよかった」。見事にサインプレーを決め、最後は安田から見逃し三振を奪って切り抜けた。走者一、二塁での一塁けん制プレーは西武の代名詞とも言われるが、オリックス・岸田監督は「しょっちゅうするようなプレーではないですけどね。一発でできたのがよかった」と称えた。

 7回を無失点で投げきり、105球。ベンチでの首脳陣から「いけるか?」との問いに「いかせてください」と志願し、プロ入り後初めて8回のマウンドに上がった。

 「試合の中で投げてみないと、分からないこともあると思うんで。点差もありましたし、自分の成長のためというか」

 1死二塁で上田に右翼へ2ランを浴び、キャリア最多114球を投げたところで降板。「最後打たれてしまったので…」と苦笑いを浮かべつつ、「中継ぎの人たちもすごく頑張ってくれているので。どうにか1イニングでも多く、1人でも多く休ませられるようにしっかり投げていきたい」と力を込めた。

 あらゆる経験を得ながら得た、5月4日のロッテ戦以来となる4勝目。「毎年春先しか勝ちが付いていなかったので。夏場に勝ちが付いたのも、長いイニングが投げられたのもすごく自信になる」。停滞を打破するために、九里から学んだスライダーを習得中。飛躍を見据える上で、一つ大きな山を乗り越えた。
   (阪井 日向)

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