(長文)実はセンシティブすぎるので、一切、公表していませんが、N高は開校の初期から、この問題を認識して、生徒のメンタルケアの充実に取り組んできました。
生徒が悩みを相談できる相手がいるかどうかが決定的な鍵になることがわかっていて、カウンセリング窓口を対面ではなくオンラインでも受けられるようにしたり、それすらできない生徒のためにチャットでの受付を開始したりして毎年、自殺率の推移をモニタリングしています。
結果、開校当時よりも何分の1にも低下しており、全日制にかなり近づいた数値に現在なっています。
学校のブランディングやプロモーション的には全くメリットはないのですが、この一連の経験は社会に公開して共有するべきだと考えており、学園内で何度も議論をしています。
この問題は通信制だけのものでなく、全日制を含めたとしても、実は日本の高校生の死因のトップは自殺です。N高の規模の生徒数になると、統計的にも毎年複数の生徒が必ず、自ら命を断つ決断をされていると言うことになります。
逆にいえば自殺率を半分にできれば毎年数人の命を救えると言うことになります。
非常にセンシティブなテーマですので、世の中に結果を発表するにしても、きちんとエビデンスを整理した上で行いたいと考えていますが、大きな結論の一つとして、僕らがN高での経験から推測しているのは匿名でチャットで相談できる窓口の存在を悩みを抱える生徒に伝えてあげることができればかなり有効だということです。
誰にも相談できないという状況がとにかく良くなくで、そして相談窓口があっても相談する勇気がないというケースが多いのです。ですから相談窓口のハードルを下げるというのは、即効性のある施策だと考えています。