元職員の女、きょうにも殺人罪で起訴 茨城の老健施設で2人殺害か
茨城県古河市の介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で入所者が相次いで不審死した事件で、水戸地検は、2人に対する殺人容疑で逮捕された元施設職員・赤間恵美容疑者(36)=同市大和田=を28日にも殺人罪で起訴する方針を固めた。関係者への取材で分かった。
地検は事件当時の精神状態を調べる鑑定留置を経て、刑事責任能力を問えると判断したとみられる。
茨城県警は、2020年5月に鈴木喜作さん(当時84)、同年7月に吉田節次さん(当時76)の入所者2人を殺害したとして、昨年12月に赤間容疑者を逮捕、再逮捕した。いずれも点滴チューブに注射筒(シリンジ)をつなげて空気を注入し、血液が循環しない状態にした疑いが持たれている。
地検は1月12日から4月22日まで赤間容疑者を鑑定留置し、専門家による精神鑑定を実施。責任能力があると判断し、勾留期限の28日にも起訴するとみられる。赤間容疑者は県警や地検の取り調べには黙秘していたという。
関係者によると、鈴木さんの事件で赤間容疑者は容体の急変を最初に同僚に伝え、その直前には1人で鈴木さんの部屋に入る姿を別の職員が目撃していたという。吉田さんの事件でも、亡くなる直前に赤間容疑者がベッドの近くでシリンジを動かす様子を同僚が目撃。同僚に問い詰められた赤間容疑者は、直後に施設を自主退職したという。
◇
水戸地裁は2026年7月7日、赤間恵美被告に懲役20年の判決を言い渡した。起訴された2人への殺人罪のうち、再逮捕容疑の対象となった鈴木喜作さんへの殺害については無罪とした。
この記事の続きを読むなら今がお得。初回1カ月無料+Visaギフトカードが当たる▶今すぐ登録