「入金がなければ死活問題だ」 クレジット決済代行「全東信」破産で夜の繁華街はパニック状態
■「電話がとまらないほど忙しい」 全東信「倒産」のニュースが流れた後、 「もう電話がとまらないほど忙しくて」 というのは、全東信のライバルの決済代行会社C社の営業マン。 「電話の大半が、全東信の加盟店からです。顧客を伸ばすにはチャンスだと、簡易的な審査でクレジットカード決済の端末が3、4日で届くように手配をしています。1日で30軒ほど対応しました」 先の飲食店オーナーBさんも、別の決済代行会社をネットで検索しては電話であちこち問い合わせていた。 「3日ほど待てば、別の会社からクレジットカード決済の端末が届くと聞いてほっとした。ただ、手数料や入金期日の条件は全東信のほうがよかった。とにかくキャッシュレスの時代で、端末がないと商売にならないので、背に腹は代えられない。うちはなんとかなりそうだが、端末が入手できない店はつぶれかねない。全東信の連鎖倒産になりかねないです」 大阪市中央区の全東信の本社前に行くと、インターホンを押す人がいた。 「ニュースを見て自転車を飛ばしてきました。次回の入金がされるのか心配でなりません。100万円くらいありますから」 険しい表情で話していたが、インターホンから応答はなかった。 (AERA編集部・今西憲之)
今西憲之