7/10(朝) 本日の市況と解説コラム

7月9日の米国市場は、前日にイランとの停戦を巡る懸念から急落した反動や市場の落ち着きを受け、主要指数が揃って反発しました。原油価格の上昇が一服し、米10年債利回りが4.54%に低下したことが投資家心理を改善。マイクロン・テクノロジーがAI需要の強さを背景に4.5%急騰するなど半導体・ハイテク株への買い戻しが相場を強く牽引し、ナスダックは1.3%高、S&P500は0.8%高と前日の下げ分を奪回しました。ダウ平均も139ドル高(+0.3%)と反発して取引を終えています。

今週は、トランプ大統領の発言(イラン戦争再燃懸念)などをきっかけに、日米市場ともに大きく下落する場面がありました。

こうした政治・地政学リスクを伴う突発的なニュースに対し、目先の値動きを完全に予想することは不可能です。しかし、こんなときこそ一歩引いて背景にある統計データを確認し、大局の方向性を再確認しておくことが大切です。

まずはこちら↓
これは、S&Pが6月末時点で年初来5〜10%上昇している年の、その後のパフォーマンスをまとめたものです。今年の6月末時点は9.6%の上昇となっており、この条件に該当します。

過去の統計を見ると、年後半6カ月のリターンは平均+6.6%(中央値+5.7%)で、勝率は87.5%にのぼります。年央までにしっかりとした買いの土台を築いた年は、後半戦も崩れにくく堅調に推移しやすい傾向が確認できます。

そして次は、ちょっと気が早いですが、さらにその先にある強力なサイクルについても見ておきましょう↓
こちらは、第二次世界大戦後の中間選挙後における、S&Pの平均パフォーマンスを追ったものです(グラフ中央の「0」が中間選挙当日)。

選挙当日に向けては不確実性からウロウロしやすいものの、中間選挙を通過した「以降」は、非常に高い確率で上昇するというデータが示されています。グラフ内の注釈にある通り、第二次世界大戦以降のすべての中間選挙において、S&Pは9ヶ月後に例外なく高くなっている(higher after 9 months)という事実があります。

トランプ発言のような目の前のニュースによる揺さぶりや、夏から秋にかけた季節的な調整局面は今後も訪れるでしょう。しかし、それらは長期的な上昇サイクルの過程における、一時的なノイズの可能性が高いのです。

データが示す未来の形を頭の片隅に置き、目の前のニュースや季節的な調整をうまく乗り越えていきましょう!

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