大谷翔平のカリスマ性がドジャース内でも爆上がり 理由は「異なるレンズ」にアリ
◆米大リーグ ドジャース3―4ロッキーズ(7日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【動画】大谷、日本人初!超速300号!!先頭弾で決めた!! ドジャース・大谷翔平投手(32)がメジャー通算300号を達成した。移籍3年目。24、25年とワールドシリーズを連覇した王者の中で、感情豊かに自分にも周囲にも高いレベルを求める姿が増え、名実ともにリーダーとしての存在感を増し続けている。現地で取材する中村晃大記者が大谷の行動の変化を「見た」。 * * * * ドジャースの居心地の良さはもちろんだが、父になった影響もあるかもしれない。大谷は喜怒哀楽を以前より豊かに表現するようになった。マクギネス投手コーチ補佐も変化を感じている一人で「1年目は静かだったけど、今は心を開いて『これ見た?』とか『あれに気付いてる?』と聞いてくるようになった。カーショーもそうだったね」とレジェンド左腕を引き合いに出してうれしそうに明かす。 最高の選手であり、最高の“セルフコーチ”でもあるという。同コーチ補佐は「彼は実際に現場でプレーしているから、私たちがその瞬間には気付けないような異なるレンズで物事を見ることができる」。実際に大谷と意見交換をしているようで「べシアやスコット、ロブレスキ、シーハンが投げている時、翔平が何を考えているのか聞くのが好きなんだ。彼から学べることはコーチ陣にとっても大きな助けになっている」と感謝した。時折見せる特徴を捉えた同僚のものまねも観察眼があるからこそだ。 6月24日(日本時間同25日)の敵地・ツインズ戦ではバッテリーを組んだラッシングと息が合わず、マウンド上で叱咤(しった)する場面があった。後日、「あんなに怒っている翔平は初めて見た。マッド・ショウヘイだね」と冗談めかして話す関係者もいたが、ラッシングはこれからのド軍を背負う存在。先輩の投手が若い捕手を育てることは日本でもある話で、大谷のコーチの血が騒いだのかもしれない。 「怒」があれば「楽」もあるのが大谷流。ある日のクラブハウスでは、ラッシングにすれ違いざまに変顔を繰り出して笑わせようとした。突然すぎて失敗したが、おちゃめな一面も印象的だ。32歳。名実ともにリーダーとなり、未来を築き上げていく。(中村 晃大) ◆大谷300号アラカルト◆ ◆現役18人目 MLB史上170人目で現役では18人目。エンゼルスで171本、ドジャースで129本。右腕から222本、左腕から78本。239人の投手から打ち、最多はモンタス(元アスレチックスなど)からの5本。 ◆先頭弾で決めたのは2人目 先頭打者アーチで300号を決めたのは2006年のS・フィンリー(ジャイアンツ)以来2人目。 ◆300本選手では最多奪三振 300本塁打以上の選手の中で765奪三振は最多。2位はB・ルースで通算714本&501奪三振。3位はJ・フォックスの534本&11奪三振。 ◆移籍後129号 ドジャース移籍後3シーズン目前半で129本目。新加入チーム3シーズンでの本塁打記録はM・マグワイアが最多で159本。A・ロドリゲス(156)、B・ルース(148)と続き、大谷は8位。4位K・デービス(133)は近く、19本差の3位ルースも射程圏内だ。 ◆史上初日本人20発トリオ 大谷が20号に到達して岡本和真(ブルージェイズ)と、村上宗隆(Wソックス)に並んだ。日本人打者3人が20本塁打したのは史上初めて。13本の鈴木誠也(カブス)があと7発でカルテットになる。
報知新聞社