元CD PROJECTの開発者によるゲームスタジオ「Rebel Wolves」が立ち上がってから4年、ついに1作目となる『The Blood of Dawnwalker』が2026年9月3日に発売されます。
本作は、14世紀ヨーロッパを舞台にしたオープンワールドのダークファンタジーアクションRPGです。プレイヤーは「ドーンウォーカー」となった青年「コーエン」として、家族のために“人間”として戦うか“吸血鬼”として生きるかを選択しながら物語を進めていきます。
昼と夜で人間と吸血鬼という異なるゲームプレイが展開され、「選択」と「時間」を重視した本作。プレイヤーの判断によって道筋や展開が変わる、自分だけの物語を体験できます。
ダークな世界観やプレイヤーの選択に委ねられる物語に、発売を楽しみに待っている方もいるのではないでしょうか。
このたびメディア向け先行体験会に参加する機会をいただいたので、本作冒頭のストーリーや、プレイして感じた本作の“ダークさ”をお届けします。
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※記事内に一部英語版の画像が含まれます。また、こちらは現在開発中のバージョンなため、今後のアップデートにより内容が変更・修正される可能性があります。特に日本地域で発売予定のCERO Z版においては、流血表現や四肢欠損などの描写が調整・変更される可能性が高い点をご了承ください。
「選択」と「時間」を常に意識するストーリーとゲームプレイ
ゲームを開始すると、主人公の「コーエン」は緑豊かな丘の上で家族団らん、穏やかな時間を過ごしています。兄妹たちと笑い合いながら、両親も身体を寄せ合い仲睦まじく、まさに絵に描いたような“幸せ”――しかし、本作のジャンルは“ダーク”ファンタジー。この幸せな時間は、長くは続きません。
ふと気付くと、妹の「ルンカ」がふらふらとどこかに向かっていきます。心配になったコーエンはルンカを追うと、謎の不穏なフラッシュバックが。ここで、自然に移動のチュートリアルも入ります。ルンカを追いかけ続けているとヴラキリー派の軍人たちに囲まれ、コーエンはピンチに陥ってしまいます。手に剣を取り、なんとか抵抗するコーエン。そして戦闘のチュートリアルも開始です。
本作の戦闘はRBボタンで攻撃、LBボタンでガードします。攻撃とガードにはスタミナを消費しますが、スティックの方向を合わせて使用するとスタミナを抑えながら行動できます。同じ方向への攻撃を続けると防御されやすくなるので、上・下・右……と方向を変えながら攻撃し続けるのが重要です。そして、相手の攻撃も方向に合わせてガード。敵の攻撃時には頭上に方向アイコンも表示されるので、動きだけでなくアイコンでも判断できます。
最初は操作に慣れず、ガードしようとして攻撃ボタンを押してしまう……と苦戦していましたが、戦闘ではスティックを必ず使わなければいけないわけではありません。攻撃とガードのボタンだけを押すと、全方位に対応してくれます。ただしその分スタミナを大きく消費してしまうため、全方位対応だけに頼ると息切れしてしまうというバランスです。こうしてなんとか敵をしのぎますが、コーエンはじわじわと追い詰められていきます。
そこへルンカが現れ、敵を背後から次々と噛み殺していきます。突然の出来事にコーエンは動揺しますが、彼もまた眠っていた自身の“吸血”の力に目覚め、その力を使って立ち向かいます。
吸血鬼の形態では「爪」と「吸血」が使用可能に。「吸血」を使うと敵の首から血を吸い、攻撃と共に体力を回復できます。鋭い「爪」を使った戦闘は操作自体に大きな変化はないため、先ほどと同じく敵の動きを見ながら攻撃とガードを行います。
ルンカを追い教会に向かうと家族が横並びにされ、そして――と、そこで目が覚め、今までのことが夢だったことが判明。「なんだ、夢か……」とコーエンもプレイヤーも安心しますが、その不穏な内容は心にしこりを残します。
近くの箱から服を取り出してコーエンに着せ、部屋の外へ。家の外では薪割りができますが、ただ眺めるだけでなくプレイヤーがボタンを押さなければ斧を振り下ろしてくれません。服を着る、薪を割るといった細かな動作もプレイヤーに操作させる作りに、本作が「自分ごとのように選択させることを重要視」しているコンセプトを早くも感じました。
居間に向かうと、そこでは家族が食卓を囲んでいました。しかし、現実は夢のようにはいきません。母親はある出来事により自分の世界に閉じこもってしまい、ご飯を口に入れようとせず上の空。今日は教会でこの地帯を支配する領主「ブレンシス」に血を捧げる日だというのに、こんな状態では連れていけません。父はコーエン以外を外に出し、母に無理矢理食べさせようとします。が、それも上手く行かず……。
このままでは母の命が危険だ、と薬草学者の「アンカ」に薬を貰ってきてほしいと父から頼まれるコーエン。教会での「血のミサ」に母の容態と切羽詰まった状況ではありますが、ついに自由に世界を歩けるぞ!という期待で筆者の頭はいっぱいです。「寄り道するなよ」と釘を差されましたが、オープンワールドの寄り道が大好きな筆者は早速、外で待っていた兄妹たちに話しかけます。釣り場に向かいたいとのことでしたが、ここでぐずる妹と弟をそのまま釣り場に向かわせるか、時間を消費して鬼ごっこに付き合ってあげるかの選択肢が。
母親の件がありますが、コーエンの“優しいお兄ちゃん”な面が見たい、との思いから2人を釣り場に向かわせつつ追いかけっこをします。釣り場に付いた所で道具を探し、釣り針に虫をつけ待っていると、ヴラキリー派の兵士が。穏便に済ませられるような選択肢を選び続けますが、これでは埒が明かないと戦闘に。すると、体格の大きい角の生えた種族が現れます。彼と話をつけ、なんとか見逃してもらうことになりました。ここでも優しく対応するかぶっきらぼうに対応するかの選択があり、それによって何故この種族が軍にいるのか理由を聞き出すことができます。
その後も村の人に話しかけては新たなサブクエストが発生し、「あと少ししたら薬もらって戻るから……!」と寄り道を楽しんでしまいました。時間を消費するアイコンが出ない限りはゲーム内の時間は進まないため、景色や街の様子をゆっくり観察しても大丈夫。なかには小さな遺跡に入るサブクエストもあり、この世界に隠された「何か」への興味をそそります。キャラクターや世界観について書かれた「用語集」も読み物として面白く、コーエンの視点から語られているため彼の人となりも少し感じられました。
そろそろ薬を取りに向かわねば……!と寄り道したい気を抑え、薬草学者「アンカ」の元に向かいます。彼女に話しかけ、薬とその説明が書かれた紙を受け取り急いで両親の元に向かうと、薬を作る時のお湯の温度や数の選択が。そう、アンカから渡された紙には薬の作り方が書かれており、それをしっかり読み込んでいないと正確に作れないのです。
筆者は事前に目を通していたためなんとかその通りに作れましたが、読んでいなかった場合は当てずっぽうで作ることに。しっかりと話を聞いているか、本作からテストされる一面です。
薬を正確に作り、なんとか母を落ち着かせて薬を飲ませることにも成功。その後も父と話すコーエンですが、二人の間にはどこかわだかまりがありそうです。時間がある時に少し話したいとのことで、そのまま父の話に耳を傾けます。すると、領主「ブレンシス」に反旗を翻す計画を村の人々と立てていることが明かされます。筆者はコーエンを、影がありつつも基本的には人に優しい性格だとロールプレイしていたため、ここでは父に寄り添うような選択肢を選びました。
母の薬と父との話を済ませましたが、教会へ行く時間まではまだ少し余裕がありそうです。ということで、時間になるまで探索やサブクエストを進めます。コーエンにちょっかいをかけてくる青年との一件や、弟が見当たらないから探してほしいというサブクエなど、どれもきちんと起承転結があり人物の背景も見え、一つひとつの作り込みを感じました。中には、本作のダークさが垣間見える選択肢のあるサブクエも……。
またパークやアビリティを取得する際にも時間を消費するため、そちらで時間を潰すことも可能。今回は先にやることを終わらせて余裕がある状態でしたが、後々この要素を頭に入れてプレイしないと何かを逃したりスキルを取りづらかったりしそう……と緊張感を生む要素だと感じました。
サブクエストやパークを取得していると、いつの間にか「血のミサ」の時間に。教会に向かい中に入ると、既に村の人々が揃っていました。ブレンシスに血を捧げるためコーエンは両親と共に並びますが、やはり体調の優れない母は彼に目をつけられてしまいます。不穏な“夢”のこともあり筆者もヒヤりとしましたが、なんとかやり過ごして無事家族全員生きたままミサを終えます。
ミサが終わると、コーエンたちは計画を進めるため洞窟へ集合。村の女性や子どもたちには家で待機してもらい、男性たちは計画実行のために動き出します。しかし、外の様子が静か過ぎる――と仲間が不審がったその時、突然ブレンシスたちが現れ、コーエンたちは襲われてしまいます。どうやら計画は筒抜けで、既にバレていたもよう。決起したのも束の間、コーエンは気を失ってしまいました。
目を覚ますと父の姿はなく、横たわる人々の姿だけ。その中には先ほどサブクエストで関わった人物もおり、胸がチクリと痛みました。数時間前はあんなに元気そうだったのに……。
かろうじて生きていた仲間の「ウラジミール」と共に父を探しますが、コーエンはどこか様子がおかしい。その“違和感”は、足を怪我して座り込んでいる村人を見た瞬間に爆発します。理性を失った彼は、なんとその足に齧りついていました。その姿をウラジミールに目撃され、弁明する間もなく逃げられてしまいます。そう、彼はブレンシスに襲われた際に吸血鬼にされていたのです。
何も悪いことをしていないのに、一気に転落してしまった姿を気の毒に思いつつ、プレイヤーとしてはついに吸血鬼の力を手にした事への期待に胸が膨らみます。コーエンはそのまま父を探しますが、洞窟には見当たらず。家族の安否を確認しようと村へ向かうと、あちこちに炎が立ち上っています。計画は完全に失敗し、まさに地獄絵図です。
ヴラキリー派の兵士を倒してブレンシスに追いつくと、そこには父の姿が。父を返してもらおうとコーエンは果敢に挑みますが、呆気なくブレンシスにやられてしまいます。この時、圧倒的な強さのブレンシスと実際に戦うのですが、もし勝った場合は何が変わるのかが気になるところ。
ブレンシスは剣でコーエンを木に刺し、父を連れ去ってしまいます。吸血鬼となったコーエンは、そのまま日の光で死ぬ……かと思われましたが、何故か生きており、目を覚ますと「アンカ」の家にいました。混乱するコーエンに、事情を説明するアンカ。彼女によると、コーエンは完全に吸血鬼になったわけではなく、半人半吸血鬼となっていたようです。
家族を探しに外へ出ると、村は一晩で変わり果てた姿に。あんなに楽しくサブクエストを遊んで、村の人も少し覚えてきたのに……と、本作の世界の"厳しさ"を痛感します。苦境の中でも生きる人々の姿をあらかじめ見せていたのはこのためだったのだと思うと、これからも同じようにプレイヤーの心を揺さぶってくるのだろうと感じました。
アンカは木にもたれかかって息絶えている兵士に近づくと、コーエンの腕に紋章を描いて「死者の魂から情報を聞く」方法を教えてくれます。ただ聞くだけでは死ぬ間際の様子しか分かりませんが、何か記憶を刺激するものを持ってくると、もう少し情報を聞き出せるようです。近くにあったウラジミール派の紋章を持ってくると、兵士から興味深い情報が。
ここから、「ドーンウォーカー」となったコーエンが、囚われた家族を30日以内に救出する旅が始まります。今のままではとても太刀打ち出来ないため、防具や装備を整え、レベルを上げ、情報も収集した万全の状態で挑みたいところ。昼は人間、夜は吸血鬼として世界を駆け、家族を取り戻して幸せな生活に戻るために――。
善か悪か、白黒ハッキリつかないようなプレイヤーの倫理観を問う選択肢やストーリー、世界観に惹かれ、常に考えさせられる内容で非常に楽しめました。用語集や各所に落ちているテキストも豊富で、設定を読み込むのが好きな人にはたまりません。
主人公「コーエン」も好みのキャラクターで、彼がどんな運命を辿るのか、家族を救った後はどう物語が展開していくのか……。3部作の1作目ということは、さらに話が発展していくはずで、将来的にも先が非常に楽しみなプロローグでした。
『The Blood of Dawnwalker』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年9月3日発売予定です。
¥9,790
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
使用機材:GALLERIA XMC9A-R59-GD/提供:株式会社サードウェーブ
©2026 Rebel Wolves Sp. z o.o. All rights reserved. The Blood of DawnwalkerTM,Rebel Wolves and their respective logos are trademarks of Rebel Wolves Sp. z o.o.©2026 Bandai Namco Entertainment Europe S.A.S. Bandai Namco logo is a trademark of Bandai Namco Holdings Inc. All rights reserved.
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