初代Switchがついに終焉のとき。まずはヨーロッパから
諸行無常、盛者必衰。
任天堂の初代Switchが、発売から10周年を迎えようとしています。しかし、祝賀ムードどころか、任天堂は初代に引導を渡そうとしているようです。まずはヨーロッパで初代の販売を終了し、ここからはSwitch 2へと全面的に力を注ぐことになるでしょう。
任天堂はサポートページのFAQを更新し、欧州市場について次のように述べています:
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2017年3月のNintendo Switch発売から約10年が経過した2027年2月中旬以降、任天堂は「Nintendo Switch」ファミリーのハードウェア(具体的にはNintendo Switch、Nintendo Switch Lite、Nintendo Switch有機ELモデル)のハードウェア販売を終了します。
EU在住のユーザーは、来年から任天堂の公式ストアで新品のSwitchハードウェアを購入できなくなります。初代向けの交換用Joy-Conは今後も販売されますが、NES(海外版ファミコン)、SNES(海外版スーパーファミコン)、セガ・メガドライブの復刻コントローラーは販売中止に。
初代Switchの熱心なファンにとっては、ちょっと心配な流れです。任天堂がこうした決定を下した背景には、欧州連合(EU)が「新製品には、ユーザー自身が交換可能なバッテリーの搭載することが必須」という規制を設けたことがあります。現在同社では、この新しいバッテリー仕様に対応した、欧州向けのSwitch 2を開発中。
また、新バッテリーに合わせたJoy-Con 2コントローラー、Switch 2 Proコントローラー、ニンテンドーゲームキューブ用コントローラー、N64用コントローラーも製造しなければなりません。任天堂によると、こうした改良版のデバイスは、今年の夏から、新規制が施行される2027年初頭にかけて順次展開される見通し。
任天堂は初代Switchについて、欧州市場向けに改修するだけの価値はない、と判断したのかもしれません。最新の決算報告によると、2026年度におけるSwitch本体の販売台数は380万台で、前年同期比で約65%減という結果に。そのうち、約83万台が欧州市場によるもので、これは決して小さい割合ではありません。
欧州市場から初代Switchが撤去されれば、初代は携帯ゲーム機としての存在意義をますます失うことになるでしょう。
日本のゲーム業界コンサルティング会社Kantan GamesのCEOであるセルカン・トト氏は米GIZMODOへのメールで、このニュースはそれほど驚くべきことではないと語っています。同氏は、任天堂が2027年末から2028年初頭にかけて、他の地域でも初代Switchの販売を終了すると予測。
(任天堂は)より多くのユーザーにSwitch 2への買い替えを促し、バッテリー交換に関するEUの規制を回避するとともに、サプライチェーンや製品ラインナップの効率化を図りたいと考えているのです。
任天堂はすでに昨年、初代Switch本体の価格を引き上げています。現在の価格は初代Switchが4万3980円、Switch(有機ELモデル)が4万7980円で、いずれのモデルもSwitch 2(5万9,980円)よりは依然として安価です。
もちろん、任天堂は欧州のゲーマーに新作タイトルを購入し続けてほしいと考えています。Switch 2はパッケージ版ソフトの価格をやや割高にしていますが、初代Switch用タイトルについては、パッケージ版とダウンロード版の価格差はありません。
『トモダチコレクション』や『リズム天国』といった最近のタイトルは、Switch 2の携帯モードによるブースト機能で解像度が1080pに向上する点を除けば、発売から10年が経過したハードでも昨年販売開始したばかりのハードでも、機能はほぼ変わりありません。
とはいえ、より多くの人に後継機であるSwitch 2を手に取ってもらうためには、古いハード向けのゲームは徐々に終えていくしかないでしょう。
旧型Switchのストレージはわずか32GBや64GBで、デジタル化が進む現代のゲームエコシステムには適していません。初代Switchの販売終了後、任天堂はソニーと同様に、これまで以上にダウンロード版の販売を推していく可能性もあります。
トト氏は、デジタル版ゲームが初代Switchの終焉を招いたわけではないとしつつも、次のように結論付けています:
今後数年間、任天堂が利益率を向上させるために、より積極的にデジタル販売を推進していくことは間違いないでしょう。
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