落とし物が全て無料 物価高に苦しむ大学生を支援 1万2000円の電子辞書も 福岡
福岡市内の大学で8日、ユニークな取り組みが行われました。物価高に苦しむ学生たちの救いの一手となるでしょうか。
■井ノ上新弥フィールドキャスター
「たくさん学生が集まっていますね。何をしているんですか。」
■大学生
「落とし物をもらっています。」
■井ノ上フィールドキャスター
「もらうのに、いくらかかりますか。」
■大学生
「無料です。」
西南学院大学で行われたのは、忘れ物や落とし物を無料で提供する取り組みです。
■大学生
「ペンや参考書で、いいものがあったら持って帰りたいと思います。」
「ルーズリーフと文房具を。」
対象は、大学に通う学生や教職員です。
並んでいる落とし物の中には、こんなものもありました。
■井ノ上フィールドキャスター
「変わった物を見つけました。フライパンですね。」
■西南学院大学 学生課・馬場健太さん
「大学祭の模擬店の落とし物かと思います。」
これらの落とし物は、警察に拾得届を出し、3か月以上たった物を学生たちに提供しています。
本来、捨てられる予定だった落とし物たち。今回、3000点以上が集まりました。
こちらの電子辞書は、中古で買うと1万2000円程度です。こちらの時計は6000円程度なのですが、全て無料で引き取ることができます。
■大学生
「電子辞書を4つもらおうかなと。塾でバイトをしているのですが、貴重なので(学生に)寄付しようと思っています。」
「講義室に時計がないので、試験の時に時計が必要で、欲しいなと思って見ていました。」
■西南学院大学 学生課・馬場さん
「昨今の物価高に伴い、一人暮らしも多いので、学生の支援ができればと思い開催しました。」
全国大学生協連によりますと、特に経済負担が増える下宿生の1か月に必要な生活費は、2016年では11万7610円だったのに対し、9年でおよそ2万円も上がっている現状です。
■大学生
「(アルバイトの)まかないを食べて食費を抑えています。ありがたい企画だと思います。」
「中国語と韓国語を履修しているのですが、その応用編の参考書を選びました。買ったら1冊2000円程度するので、すごくうれしいです。」
大学は、今後も定期的に実施したいとしています。