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先日のやりとりで誤解が解けたからか、日車は自分に対してより一層世話を焼くようになった。一人で買い出しに出かけようとした時はいつの間にか彼の車に乗せられていたし、得意なわけでもない料理に勤しみ、夕食の際は小さな机の上に所狭しと料理が並ぶようになった。昨晩はついに、かぼちゃの煮物を箸で掴み、いつもと変わらぬポーカーフェイスで「あーん」をしてきた。
一体今日は何が待ち受けているのかと戦々恐々しながら夕飯の片付けを終えた日車を見ると、何やらてきぱきと準備を始めている。
「それ、何すんの?」
「耳かきだ。先端にライトとカメラがついていて、耳の中が見えやすくなる。」
「ちょっと待って、それ日車が俺にすんの?」
「勿論だ。」
「流石にそれは自分でやるって!」
しかし彼はこちらの声が聞こえないかのようにバスルームに引っ込んでしまった。
「今日はこのあと、浴室で君の背中を流し、髪も乾かさせてもらう。もちろん、君のパジャマのボタンを閉めるのも俺だ。」
「いや、俺スウェットだからボタンないし。じゃなくて!」
日車を見ると、くつくつと肩を小さく揺らしている。
「…俺で遊んでるよね?」
「とんでもない、君を思いっきり甘やかしたいんだ。」
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