7/8(朝) 本日の市況と解説コラム

7月7日の米国市場は、主要指数が揃って反落しました。韓国サムスン電子の好決算を受けた材料出尽くし感から、これまで相場を牽引してきた半導体やAI関連のハイテク株を中心に利益確定の売りが再燃。ナスダック総合指数はハイテク株安に押されてマイナス圏での推移となりました。ダウ平均も買い先行で始まり一時は過去最高値を更新したものの、勢いは続かず失速。前日比130.76ドル安の52,925.15ドルと、53,000ドル台を割り込んで取引を終えています。市場全体で高値警戒感からの持ち高調整が優勢な一日となりました。

7月相場が始まり、市場の関心はここからの後半戦の動向へと移っています。本日は、年後半のパフォーマンスを占ううえで参考になる統計データを2つ紹介します。

まずはこちら↓
これは、S&Pが第2四半期(4〜6月)に10%以上上昇した後の、その後のパフォーマンスをまとめた統計です。

今年(2026年)の第2四半期リターンは14.9%の上昇となっており、この条件に該当します。過去のデータを見ると、その後の第3四半期(7〜9月)は勝率88.9%(平均+5.3%)、第4四半期(10〜12月)にいたっては勝率100.0%(平均+6.1%)と、極めて高い確率でプラスを記録しています。

これまでお伝えしてきた通り、夏から秋にかけてはアノマリー的な調整や一時的な停滞が入りやすい時期ではあります。しかし、この統計を見る限り、仮に足元や秋に向かって調整があっても、大局としての上昇基調は変わらない可能性が高いと言えます。

そして、現在の相場環境をさらに絞り込んだデータがこちらです。↓
こちらは、同じS&Pのデータですが、「第1四半期(1〜3月)がマイナスで引け、第2四半期(4〜6月)に10%超の上昇を見せた年」のみを抽出したものです。

今年(2026年)は第1四半期が-4.6%、第2四半期が+14.9%ですので、このパターンに完全に一致します。1950年以降で過去に6事例しかなく、サンプル数こそ少ないものの、その後の推移は非常に強力です。

第3四半期、第4四半期、年後半、そして通年リターンのすべてにおいて、勝率(Higher)は100%を記録しています。リターンの平均値を見ても、通年で+19.3%と、非常に強い上昇基調が期待できるデータとなっています。

一時的な需給の偏りや、イベント前の心理的な揺さぶりによる目先の調整に惑わされる必要はありません。こうした背景にある強固な統計データを羅針盤として持っておくことが大切です。それと同時に(毎回書いて恐縮ですが)、最終判断は『現実のチャートで』行うことも忘れないでくださいね(^^)

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