内密出産7人、「赤ちゃんポスト」に20件 東京・賛育会病院

大貫聡子 高絢実
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 病院の担当者にのみ身元を明かして産む「内密出産」などに取り組む賛育会病院(東京都墨田区)が7月2日、東京都庁で会見を開いた。開始から2026年3月末までの約1年で7人が内密出産し、子どもを匿名で預かる「ベビーバスケット」(いわゆる「赤ちゃんポスト」)への預け入れは20件あったと明らかにした。

 賛育会病院は出産直後の新生児殺害や遺棄、医療関係者の立ち会いがない孤立出産を防ぐために25年3月末から内密出産とベビーバスケットに取り組んでいる。

 内密出産については電話相談が59件あり、うち20件が受診にいたった。計7人が内密出産したが、その後に2人が自分で育てる意思を示し希望を撤回したという。

 ベビーバスケットは病院1階の一室にあり、24時間預け入れることができる。バスケットに乳児が置かれると、当直の看護師に通知が届き、駆けつける仕組みになっている。看護師が接触できた例のうち、預け入れに来た理由として、養育する経済的なゆとりがないことをあげる人がもっとも多く、学生で社会的に自立していないこと、妊娠を告げたところパートナーと音信が途絶えたことをあげた人もいたという。

 いずれの取り組みも熊本市の慈恵病院が先行して開始。内密出産については21年12月の初事例からこれまでにのべ71人が産んだ。

 内密出産や「赤ちゃんポスト」を利用せざるを得ない女性への支援の乏しさが指摘されているほか、実施する医療機関に負担が集中するなど課題も多い。

 内密出産を巡っては、政治の動きも加速している。自民党は党内にプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、生まれた子が出自を知る権利の担保や医療機関への支援などの論点について整理。国民民主党も関連法案を提出している。

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この記事を書いた人
大貫聡子
くらし科学医療部
専門・関心分野
ジェンダーと司法、韓国、マイノリティー
高絢実
くらし科学医療部|社会保障担当
専門・関心分野
外国人、在日コリアン、社会保障全般
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    福原麻希
    医療ジャーナリスト・介護福祉士
    提案

    一連の記事を拝見し、NHKの特集番組も見ました。「赤ちゃんポスト」「内密出産」に至るまでの期間の女性への支援の充実が本当に急務と感じます。半年以上も女性が孤独な状況で妊娠期間を過ごすことのリスクは大きく、医療機関や相談支援機関につながってい

    2026年7月5日 12:20

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