5月11本塁打のソフトバンク栗原陵矢、逆方向への一発が増加 2人の完封投手はともに1安打 最近の記録から
週に1度の「もっとホークス」。今回はここまでの戦いで目立った記録についてです。すっかり4番に定着した栗原陵矢内野手(29)は5月に月間11本塁打の大活躍。 ■【動画】ファンサが凄い♥待ち時間にファンを沸かせる柳田&周東&正木 5月を14勝11敗と勝ち越し、6月まで連勝を続けたチームに大きく貢献しています。投げては大関友久投手(28)と大津亮介投手(27)が交流戦でともに1安打完封。不安が残る先発陣にとって朗報となりました。 5月の栗原のアーチ量産ぶりはすさまじかった。1日の楽天戦(みずほペイペイドーム)で六回に6号同点ソロを左翼に運んだのを皮切りに、翌2日の同カード(同)では右方向への7号先制満塁弾。28日の巨人戦(東京ドーム)では二回に14号先制ソロを左翼へ、七回に15号ソロを中堅へと1試合2本塁打をマークし、31日の広島戦(みずほペイペイドーム)での右翼への16号2ランで5月を締めくくった。 栗原のそれまでの月間本塁打最多記録は、2024年8月の6本。大幅に更新したことになる。またソフトバンクで月間2桁本塁打を達成したのは、同じ24年8月に11本のアーチをかけた山川穂高以来2年ぶりとなった。同年の山川は移籍1年目で本塁打、打点の2冠に輝く活躍だった。 ホークス球団での月間最多本塁打記録は、南海時代の門田博光が1981年7月にマークした16本。当時のNPB記録で、同年の門田は初の本塁打王に輝いた。今では、ソフトバンクでもプレーしたバレンティン(ヤクルト)がNPB記録のシーズン60本塁打を達成した13年の8月にマークした18本が月間でもNPB記録となっている。ホークスの福岡移転後に限ると、柳田悠岐が17年6月に記録した12本が最多だ。 もう1点。今年の栗原の一発は逆方向が目立つ。24年の20本塁打は中堅1本を除いて右中間か右翼、昨年の8本塁打は全て右中間か右だったが、今年は17本のうち7本が中堅から左。中堅が3本、左中間は1本、左翼への一発は3本もある。逆方向に飛ばす力と技が光る。 6月に入っても4日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)で先制の17号2ランを放って、通算100号に王手をかけた。左の大砲はさらなる快進撃でリーグ3連覇へ導く。 ◇ ◇ 不振や故障で苦境が続いていた先発投手陣は、交流戦に入って立ち直りの兆しを見せた。光ったのが2人の1安打完封だ。 大関は5月6日の西武戦(ベルーナドーム)で5回8失点と打ち込まれた後にファームで再調整し、29日の広島戦(みずほペイペイドーム)で1軍に復帰。被安打を四回の菊池涼介の二塁打1本に抑え、9回を投げ切った。23年5月9日の日本ハム戦(熊本)以来3年ぶり4度目の完封。実は前回の完封も被安打1だった。安打は四回のアルカンタラだけで、最後は相手失策による1―0のサヨナラ勝ちで左腕の完封達成となった。今回は次の登板で打ち込まれ、再び出場選手登録を抹消されたが、復帰後に期待したい。 今やローテーションの軸となった大津は、6月2日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)で七回1死までパーフェクトに抑え、安打は田中幹也の1本だけ。リーグトップタイの6勝目を手にした。大津はそれまで先発に転向した24年に2度、8回を投げたのが最長だったが、先発としては未知の九回も乗り切って初完投初完封を成し遂げた。 【#OTTOホークス情報】 ▼「すごく波長があって」「僕が一番気になるのは…」安定感抜群の大津亮介を支える海野隆司と山本祐大▼
西日本新聞社