ソフトバンク正木智也、低めの変化球に食らいつき…体勢を崩されながらも逆転打「神様ありがとうって感じ」
ソフトバンク3―1西武(2日)――ソフトバンクが引き分けを挟み5連勝。五回に正木の2点適時打で逆転し、継投で反撃を封じた。大津が自己最多の8勝目。西武は打線が振るわず今季初の5連敗。 【写真】7回1失点で8勝目を挙げた大津
ソフトバンクの正木は今季、打球速度の自己記録を更新し続けている。6月24日のオリックス戦で放った弾丸アーチはプロ野球公認アプリ「NPB+」によると時速188・5キロで、試合前時点で今季のプロ野球最速だ。強い打球にこだわるのは、「打ち損じても(野手の間を)抜けるような打者になりたいから」。大事な場面で、そんな一打が飛び出した。
1点を追う五回、打ちあぐねていた武内からつかんだ一死満塁の絶好機。簡単に追い込まれた正木は「絶対にバットに当てよう」と低めの変化球に食らいついた。体勢を崩され、バットの芯も外された。しかし、高く弾んだゴロは三塁手の頭を越えて走者2人が生還。塁上で逆転打を放った正木の顔がほころんだ。
交流戦前まで、3勝8敗と負け越していた西武相手に3連勝。このカードで1試合平均3点未満に抑えられていた打線が、今回の3連戦では計20点を奪った。手術で出遅れていた正木が加わったことは、打線が活気づいた最大の理由と言えるだろう。
この日の殊勲打に、正木は「(オフに本拠地の)人工芝が張り替わったおかげじゃないですかね。神様ありがとうって感じです」と笑ったが、普段から一流打者の映像に目を凝らし、先端技術も積極的に取り入れる貪欲さと無関係ではないはず。向上心の強い26歳の右打者の存在は、首位を走るチームの推進力となっている。(財津翔)
ソフトバンク・小久保監督「(逆転打の正木は)しっかり当てにいったことが結果につながった。その前に四球をとった庄子も大きかった」