ソフトバンク・正木智也 “世界最速”弾!メジャー1位さえ0・4キロ上回る異次元188・5キロ
◇パ・リーグ ソフトバンク8―5オリックス(2026年6月24日 みずほPayPay) 【写真あり】日本ハム・万波 8年目で自己最長141メートルの特大アーチ!新庄監督も「いや~飛んだね~」 ソフトバンクの正木智也外野手(26)は24日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)の初回、左翼ポール際へキャリアハイとなる8号先頭打者本塁打を放った。打球速度188・5キロは今季12球団最速本塁打であり、メジャー1位のパイレーツのオニール・クルーズ外野手(27)さえ0・4キロ上回る「世界最速」の一発となった。チームは一時逆転された試合をひっくり返し、対オリックスの連敗は4で止めた。 驚がくの打球が左翼ポール際に飛び込む。打球速度は驚きの188・5キロ、角度21度の“弾丸”だ。今季のホームランによる打球速度では、パイレーツのオニール・クルーズを上回る“世界最速”の一撃。正木の8号先頭打者アーチは圧巻尽くしの一振りだった。 「芯に当たりましたけど、あんなに出ていたとは思わなかったです。栗さん(栗原)に“88出てたぞ。やばいな”って言われてビックリしました」 オリックス・田嶋の1ボールからのカットボールを捉えた。右足の蜂窩(ほうか)織炎により出遅れ、今季の1軍初昇格は5月15日。そこから出場31試合で24年の自己最多7本塁打を上回った。 苦しい時期に積み重ねた努力は裏切らなかった。昨季は開幕5番起用されながら、4月20日の西武戦で空振りした際に左肩を亜脱臼し手術。全治5~6カ月の診断だった。「突き抜けたかった」と振り返ったシーズンは慶大の先輩・柳町や野村がブレークし、うらやましく悔しさもこみ上げた。 「リハビリの期間は打球速度を上げようと思って取り組んだ」。森下拓実リハビリS&Cに打球速度アップに向けたメニューを教わり、復帰後を見据えた。下半身中心にスタートし、肩への負荷が可能になってからは上半身のトレーニングも交えて段階的に“進化”を模索していった。 「オフのトレーニングも考えてくれましたし、そのおかげ。森下さんに感謝です」 両手でのスイングを徹底するようにしたこともプラスに働いた。肩の故障を経験しスイング後に手を離さなくなった。「インパクトの強さが変わった。ボールに当たった時の強さが出てきた」と手応えを語るように、打球速度の180キロ超えは珍しくなくなった。 目標に掲げたのは20本塁打。「欲は出さず。狙って打てるもんじゃないので」と謙虚だが、王球団会長は太鼓判。「打球が速くなっている自覚があるみたいだね。スイングが鋭くなっている。今の勢いがあれば20本なら当然いくんじゃないか」とエールを送った。 23日は左肘に死球を受けるなど、攻めも厳しくなった中での今季2度目の先頭打者本塁打。「最初に投手と対戦するので、ダメージを与えられるようなバッティングができれば最高です」。攻撃的リードオフマンが相手の脅威となっている。 (木下 大一)