日本版DOGE「税優遇廃止」1件のみ 13府省庁120件、財源捻出見通せず
政策効果の乏しい減税や補助金を見直す「日本版DOGE」で各省庁の自主点検結果が出そろった。約120件ある減税などの優遇制度のうち廃止の方向を明示したのは1件のみだった。財源捻出の難しさが改めて浮き彫りになった。
日本版DOGEはトランプ米政権で実業家のイーロン・マスク氏が率いた政府効率化省(DOGE)を念頭に、2025年11月に内閣官房に設置した。片山さつき財務相が担当閣僚に就いた。
26年1〜...
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(更新)- 越直美三浦法律事務所 弁護士/OnBoard CEO分析・考察
以前書いたことと同じだが、削減は政治家がトップダウンでやるしかない。市長のときに補助金の削減を行った経験に基づくと、補助金を増やすことは、市民や議会の賛成が得られるので難しくないが、何かを減らすことは、一番大変。現実に便益を受けている当事者がいて、反発が大きいからである。市長が責任を持って決め、団体や地域に何度も説明に行くしかない。結局、政治家が反発覚悟で決めて、便益がなくなる当事者に対して責任を持って説明しなければ、進まない。高い支持率を維持する高市内閣だからこそ、できることがあると思う。国政選挙がしばらくない今やらないと、選挙が近づくとよりやりにくくなる。
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(更新) - 鈴木亘学習院大学経済学部 教授分析・考察
まぁ、予想通りの結果であろう。はっきり言って、やり方が悪い。関係省庁からの自主点検で、廃止すべき事業が見つかるわけがない。私が委員(構成員)を務めていた行政改革推進会議でも、関係省庁が挙げてくる行政改革ネタは、しょぼいものが多く、結局、行政改革推進本部側でネタ探しをせざるを得なかった。それもそのはずで、関係省庁にとっては定義上、無駄な事業など存在しないからである。また、内閣官房の担当室も、関係官庁との併任がかかっている人々である。出身母体の意向に忖度するどころか、出身母体の官庁そのものといった状態だろう。やはり、関係官庁とは関係のない改革派の有識者を置き、それを支える官僚も片道切符にすべきだ。
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(更新) - 花村遼アーサー・ディ・リトル・ジャパン パートナーひとこと解説
米国では、是非は別として、議員側が強い政策立案・検証機能を持ち、細部まで精査できる体制がある。一方、日本ではその役割の多くを実質的に霞が関が担ってきた。そのため、各省庁が政治や関係者の意向も踏まえて練り上げた租特や補助金を、自ら大きく廃止するのは構造的に難しい。これは単なる抵抗というより、日本型の政策形成の帰結でもある。日本型は継続性やレジリエンスに強みがある一方、役割を終えた制度を手じまいする力は弱い。各省庁任せではなく、政治が優先順位を明確にして見直す必要があるだろう。
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