10年近くCUBASEを使って音楽制作をしていたのですが、約10年ぶりにiPadのGarageBandで音楽制作をしてみました。iPad版GarageBandのざっくりとした使い方やiPadでどこまで作れるのか述べていきたいと思います。
目次
1.GarageBandを使おうと思った経緯
My Sharonaのギターソロ動画をアップしようと思い、オケを作るのにApple製品標準実装の音楽作成ソフト、GarageBandを使ってみることにしました。普段自宅ではiPadでWeb閲覧しているので、その方が気軽だと思ったからです。
↓作成した動画
ちなみに自分は以前windows PCでCUBASEを使って音楽制作していた経験があります。内容はEZ Drummerでドラムを作って、あとはベースとギターを弾いて録音。pluginは主にLINE6のPODを使っていました。それらをミックス、マスタリングするといった形です。(現在ほとんど更新していませんが、過去に作った音楽→https://sound.jp/muyohnosuke/)その経験があることで、逆に使いづらいと思ったりするのかどうか不安ではありましたが、思い切って挑戦してみることにしました。
2.ドラムトラックの作成について
ドラムの作り方は大きく2パターンあります。
ひとつはDRUMMERというもので、ドラムキットと叩く人、音の強さ、パターンの複雑さを決めれば、勝手にドラムを叩いてくれる、というものです。特にドラムにこだわりがないのであれば、この機能を使ってやるのが簡単だと思います。ただ、細かくドラムのフレーズを決めたいという場合は、思った通りにならない場合が多いです。前述した動画の1分15秒辺りからスネアが表になるドラムパターンが出てくるのですが、どうやってもスネアが表にくるドラムパターンを作成することができませんでした。自分は最初この作り方しかないとおもっていて、どうしたらいいのか相当悩みました。でもchat GPTが次のパターンを教えてくれて解決しました。
次のパターンはDRUMSというもので、これは上記のものとは全く異なり、ドラムキットを選んだら、ドラムパターンを自分で作る、というものです。ドラムに座った感じのキットが表示されて、自分の好きなドラムパターンをメトロノームに合わせて叩いて録音していきます。一度に全て録音する必要はなく、重ねてパターンを追加できます。iPadなのですが、叩く位置によって強さなど音の感じが変わるので、あらかじめメトロノームに合わせて練習して、できたら録音ボタンを押して作成します。音がズレた場合や音の強さを変えたい場合は、後から編集画面で変えることもできますし、音を追加したりもできます。
3.ベース作成について
ベースは簡単なフレーズをリピートさせただけなので、それほど使いませんでしたが、ドラムパターンの作成方法と似ていて、リズムに合わせてベースの弦をタップして、フレーズを作成しました。これも後からリズムや音程を修正できます。
4.ギターの作成について
ギターもベースと似たような感じでできると思いますが、自分は実際にギターを弾いて録音しました。その場合は、やはりオーディオインターフェースを用意しないといけません。古いWindows用のオーディオインターフェースしか持っていないので、とりあえずZOOMのAMS-22という機種を購入しました。それとアンプから出した音を録音するのにマイク(JTS,PDM-57)と、ケーブル(CLASSIC PRO,HMX010)を購入しました。(マイクにケーブルが付属していますが、レビューにケーブルは別途購入した方がいいということが書かれていたので、その通りにしました。)
バッキングギターの録音はマイクを使わず、ギターからオーディオインターフェース直挿しで、GarageBand内のプラグインを使ってギターの音を作りました。リードギターもマイク使わずにいけるのかなと思ったのですが、どうも自分の思ったような音が出なかったので、いつものアンプにマイクを立ててやってみました。アンプの音をマイク録音するのは初めてでしたが、やはりいつものアンプの音で演奏できる安心感みたいなのもあってよかったです。録音した音にも特に不満もなく、よく録れたのではないかなと思ってます。ただ、今回は一発録りだったので、よかったのですが、仮に日を跨いで録音するようなことがあったり、後で部分的に弾き直したい部分が出てきたりしたら、マイクのセッティンが同じようにできて同じ音で録音できるのか、という懸念があります。
5.ミックス、マスタリングについて
音が全てできたら次はミックスしてマスタリングというながれになります。ここでiPadとMacの差が出て、自分はMacを購入してしまいました。ここでは主にiPadの場合の説明をします。
iPadで各トラックのEQ調整やパン調整、コンプやリバーブの追加など必要最低限のことはできました。但しEQは3バンドなので、本格的なものではないです。自分はそこまで細かいことはしないのですが、とりあえず各トラックの調整をして書き出したファイルの音量がどうも小さく感じます。そこでマスタリングみたいなことをしたいと思ったのですが、どうしてもできませんでした。chatGPTに聞いてみたら、マスタリングできると言ってきて、やり方を教えてもらってその通りにやろうとしてもできません。どうも現在のバージョンでは使えなくなったような感じらしいです。マスタートラックを表示させて、どうのこうのと言われるのですが、マスタートラックがどうしても表示できません。一度ミックスしたファイルを新しいプロジェクトで読み込んで調整する方法も教えてくれましたが、それも自分にはやり方が分かりませんでした。深く掘り下げると、Macだとできるようなことを言ってきて、その後にまたiPadでもできると言ったりもしたのですが、結局できないので、Macを買ってしまいました。Macだとやはりマスタートラックが表示できたし、ミックスしたファイルを別のプロジェクトに読み込むこともできました。iPadとMacだとできることに差があるというのが分かりました。
追記(11月30日)
一度ミックスしたファイルを新しいプロジェクトに読み込む方法がわかりました。ファイルアプリのデータをGarageBandにドラッグするとできました。失礼しました。ただ、それでもできることは簡易的なマスタリングで、標準だとコンプレッサーとEQくらいしか音圧を上げるエフェクトはありません。リミッターは一応500円で追加購入できそうでしたが、それでどこまで勝負できるかは個人の納得感次第だと思います。
6.感想、まとめ
iPadでGarageBandを少し使ってみて、直感的に音を入れられるのは良かったと思います。簡単なことなら初心者でも作れそうな感じがしました。ただ、一旦つまずくとなかなかどうすればいいのか分からなくなって結構chatGPTに聞いたりしました。但し、chatGPTもMac版GarageBandでできることをiPadでもできると言ってきたりして、それがMacを買ってしまう要因にもなりました。
また、iPadではマスタリングは絶対にさせないというアップル意思が、自分には感じられました。やはりMacを買わせたいということなのだと思います。iPad版ロジックプロを購入することも考えましたが、月額料金というのが好きじゃないのと、動画も編集することになることを考えたりすると、Macの方がいいんじゃないかという結論に至り、Macを購入してしまいました。Mac版のGarageBandのマスタリングもLogic Proと差別化するのに簡易的なものになっているような気もしましたが、一応許容範囲でどうにか曲を完成させることができました。
iPadやiPhoneで曲を作ってみたいと思っている人の参考になれば幸いです。逆にこうすればiPadでマスタリングできるということを知っていれば、コメントで教えてください。最後まで読んで頂きありがとうございました。