7/7(朝) 本日の市況と解説コラム

7/7朝 海外市場は、米国株が上昇。NYダウは53,055.91ドル、前日比155.84ドル高(+0.29%)。NASDAQ総合は26,121.160ポイント、288.488ポイント高(+1.11%)。S&P500は7,537.43ポイント、54.19ポイント高(+0.72%)でした。ハイテク株を中心に買いが入り、主要3指数はいずれも上昇して取引を終えました。

いよいよ本格的に7月相場が動き出しましたね。今回は、今月の戦略をより盤石なものにするために、直近データと超長期データの両面から「7月のリアルの姿」を解剖してみましょう。

まずはこちら↓
こちらは直近11年間(2015〜2025年)における、S&Pの7月の騰落実績です。これまで何度もご紹介してきたアノマリー(季節性)通り、基本的に7月のS&Pは非常に強い傾向があることが一目瞭然ですね。

注目すべきは一番下の「% Higher(勝率)」の項目です。なんと数値は100%。つまり、直近11年間に限ってみれば、7月は「一度も負けたことがない(すべてプラス月で引けている)」という驚異的な強さを誇っています。

平均リターンも+3.2%(中央値+2.3%)と非常に優秀で、近年のマーケットにおいて7月がいかに強力な追い風の月であるかがよく分かります。こうした近年の絶好調さを頭に入れたうえで、今度は50年という超長期のデータを確認してみましょう。↓
こちらは過去50年間のデータを平均化した、7月の値動きパターンです。これを見ても、やはり前半(7月15日頃にかけて)の伸びが顕著であり、後半に入るとやや失速してウロウロしやすいという波形を描いていることが確認できます。

ただ、このグラフを見る際には、1つ「落とし穴」があります。このグラフの線の形だけを見ていると、まるで天を突くような「急角度の大幅上昇」がこれから起こるかのように錯覚してしまいますよね。しかし、一歩引いて左側の目盛り(上昇率)を冷静に見てみてください。一番上のピークでも平均数値は1.2%前後。

グラフの見た目は大爆発しているように見えますが、数値として見れば、そこまで驚くほど大きな数値(ボラティリティ)というわけでもないのです。直近11年のデータがいくら勝率100%で強いからといって、この波のイメージに引っ張られて「ここから信じられない大相場が始まるに違いない!」と、期待感だけで鼻息を荒くして強気になり過ぎるのは危険かもしれません。

いつも書いていますが、アノマリーはあくまで背景の優位性を教えてくれる頼れる相棒ですが、過信して無理なロットを張れば、足元のちょっとしたノイズで簡単に吹き飛ばされてしまいます。大局の強い流れはベースに信頼しつつも、「実際のチャート主義」を徹底し、目の前のローソク足の事実に沿ってトレードしていきましょう。

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