高市早苗首相はトルコの首都アンカラで7、8両日に開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席見送りを決めた。代理として茂木敏充外相を派遣する。トランプ米大統領はNATOを軽視し、従来米大統領が出席してきた日韓豪などとの首脳会合も実施されなくなったためで、日本の首相の欠席は2年連続。
ロシアのウクライナ侵略を機に、2022年6月、当時の岸田文雄首相が日本の首相として初めて首脳会議に出席した。24年まで3回連続で参加し、日本などインド太平洋地域と欧州が結束して武力による一方的な現状変更に反対する姿勢を示してきた。
今回も、議長国のトルコは高市首相を招待した。ただ、日本は昨年に続き、トランプ氏との会合が見込まれないことなどを理由に欠席を決めた。茂木氏はNATO事務総長らとの会合に出席するほか、ルビオ米国務長官や中東の閣僚らとの会談を調整する。小泉進次郎防衛相も国防相会合に出席する。
外務省幹部は「残念ながら、トランプ氏との会合がなかった。日本とNATOは宇宙やサイバーなどで引き続き連携している」と説明した。
韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は昨年の欠席が国内で批判されたこともあり、今年は参加する。【田所柳子】
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