そもそもフランス現代思想は当時フランス社会でもアカデミアでも主流ではない、もっと行ってしまえば出自が怪しい方々が、1960年代の5月革命前後の「政治の季節」の機運を利用して、アカデミアで権威としてのし上がるために階級闘争を仕掛けた逆張りだったわけですしね。学術論文は実は少ない。エッセイや単著ばかり。そこで恣意的な逆張りをやって権威の座を奪取してそのまま居座り、権威としての責任を果たさなかった連中(要は学者としての責任感がない)にソーカルが悪ふざけを仕掛けて何が悪いんだという話でもあります。最初に悪ふざけを仕掛けて権威を奪取してそのままそこに居座ろうとしても砂上楼閣だったわけですよ。