プロ野球が25日に開幕する。2016年以来6年ぶりのリーグV&日本一を目指す日本ハムは24日、ソフトバンクとの開幕戦に向けペイペイドームで練習を行い、新人野手で唯一開幕1軍入りを果たしたドラフト3位・水野達稀内野手(21)=JR四国=らが軽快な動きを披露。オープン戦打率3割2分3厘と強打でアピールし、球団では13年の大谷翔平(8番・右翼)=現・米エンゼルス=以来となる新人野手での開幕スタメンを狙う。
水野の1年目が始まる。開幕投手を務めるドラ8・北山、ドラ6左腕・長谷川威らと共に、野手では唯一、ルーキーイヤーで開幕1軍スタート。「どうしても1軍に残りたい気持ちが強かったのでうれしい。わくわくするし、シーズンが始まれば他球団も目の色が変わると思う。そこに負けずにやっていきたい」と決意を口にした。
結果を残してつかんだ切符だ。オープン戦はルーキーながら打率3割2分3厘と打撃で猛アピールした。16日の西武戦(ベルーナD)では下手投げ右腕・与座の初球を一撃で仕留め、右翼中段にライナーでプロ1号。10試合に先発出場し、長打率は5割超えと、171センチの体に秘める天性のパンチ力も発揮した。開幕前最後の3連戦(対DeNA、札幌D)でも全てスタメンに名を連ね「プロの球に全然通用しない、とは思わなかった。打撃は食らいついていけそうと思った」と手応えをつかんで開幕に臨む。
1月の新人合同自主トレから、先を見据えた改革に踏み切っていた。「社会人時代からの課題」と語る低めのボール球の見極めを改善するため、低かったトップの位置を引き上げるなど、打撃フォームの変更を決断。憧れと語るオリックス・吉田の動画でも研究を重ね、打撃を追求した。「球が長く見える手応えがある。(ボール球を)振らなくなったことが一番自信になった」。ビッグボス・新庄監督からの「積極的に打っていって」という言葉も胸に、追い込まれてからは簡単に打ち取られない粘り強さも兼ね備え、2月のキャンプインから開幕まで、1軍に帯同し続けた。
打撃だけではない。50メートル6秒0の俊足と「二遊間であればどちらも自信がある」と胸を張る守備も武器に、13年の大谷以来となるルーキーでの開幕スタメンが有力。「速いまっすぐを強くはじけたら」とソフトバンクの開幕投手・千賀にも負ける気はない。目標に掲げてきた「開幕スタメン」を勝ち取り、背番号43がプロ1年目をスタートさせる。(堀内 啓太)
〇・・・長谷川威展(ドラ6の変則左腕も開幕1軍入り)「率直にうれしい。対戦したいバッターは(ソフトバンク)柳田さん。僕の球がどれだけ通用するのか気になります」