郵便局でクマよけスプレー噴射 ベトナム国籍の男を逮捕 レジャーシーズンを前にその正しい使い方は?
メ~テレ(名古屋テレビ)
名古屋市中区の郵便局でクマよけスプレーが噴射された事件で、警察はベトナム国籍の男を逮捕しました。クマよけスプレーを取り扱う上で、注意すべきことは―。 1日正午すぎ、名古屋市中区の金山では、多くの消防車や救急車が出動し騒然としました。 消防によりますと、名古屋流町郵便局で何らかのスプレーがまかれ、8人が喉の痛みなどを訴えるなどしました。 この事件で、ベトナム国籍の職業不詳、フイン・ニャット・ズイ容疑者(22)が威力業務妨害の疑いで逮捕されました。 ズイ容疑者は…。 「私のやったことで間違いありませんが、誤ってスプレーのレバーを引いてしまった」 現場でまかれたのは、「クマよけスプレー」とみられ、警察は、ズイ容疑者が故意にスプレーを噴射したとみて調べています。
こちらは、クマよけスプレーを実際に噴射した時の映像です。 ボタンを押すと、勢いよくミストが噴き出します。 「アウトドアショップ・モンベルの店内には、ありました、クマ対策アイテムが並んだコーナーが設けられています。豊富なラインアップの中には、クマ撃退スプレーもありますね」(アナウンサー) 万が一、人がスプレーを浴びると、皮膚や目などに激しい痛みが生じるクマよけスプレー。 「スプレーも照射距離はそれぞれ10mとか12mなので、遠くからこちらから打っていくというよりも、熊との距離が詰まった時に噴射するというイメージですね」(モンベル名古屋栄店・中谷友輔さん) 最長で約10メートル先まで届き、唐辛子の成分・カプサイシンを含んでいることから、クマを撃退するのに有効だといいます。 もしもの時の「命綱」にもなりうるスプレー。中谷さんは、正しい使用法を必ず守る必要があると話します。 「誤ってこのスプレーを噴射してしまうことは、あり得るのでしょうか」(アナウンサー) 「そうですね。そういったことを避けるために、スプレーの上にはセーフティクリップというパーツがついており、こちらを外してからスプレーのボタンが押せる仕組みになっています」(モンベル名古屋栄店・中谷さん) このようにクリップを外し、クマに向けて噴射します。 環境省によりますと、去年はクマの被害による死者数が13人に上り、過去最多に。 1日、岐阜県高山市でクマが目撃されるなど、今年に入ってもクマの出没情報が相次いでいます。 キャンプやハイキングといった夏のレジャーシーズンも控え、クマよけスプレーの需要も一層、高まります。 一方で、高額なものでは3万円以上することもあり、モンベルでは去年から貸し出しのサービスを始めたといいます。 「購入に関しては『安全確認書』というものをお渡ししています。危険物の取扱になるため、ナイフで言えば銃刀法違反のようなそういう違法になりますよという書類は必ずレジでお渡ししています」(モンベル名古屋栄店・中谷さん) クマよけスプレーは、誤った使い方をすれば人に危害を及ぼすおそれもあるため、購入・レンタルを問わず、使用方法を十分に確認するよう呼びかけています。