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第5回足抜けが許されないロシアのスパイ プーチン氏が語った信念とは

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編集委員・駒木明義
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 2000年のロシア大統領選に初めて立候補したプーチンが掲げたスローガンは「法の独裁」だった。ロシアに法治主義を根付かせることを最大の公約と位置づけたのだ。ところが近年は、スパイによる非合法工作への称賛を繰り返している。発言をさかのぼると、プーチンは自分が非合法工作に従事する情報機関の出身であることの誇りを、大統領就任前から隠していなかったことがわかる。(文中敬称略)

少年時代からスパイにあこがれ

 プーチンは、少年時代に見た映画が、スパイを志すきっかけになったと語っている。

 「何よりも驚かされたのは、たった1人の小さな力で、全軍をもってしても達成できないような成果を上げられることだ」

 「私は自分の進路を決めた。スパイになろうと」

 これは、00年3月の大統領選前に公表されたインタビューでの発言だ。ソ連の映画「盾と剣」の影響でスパイを夢見るようになったというのだ。当時のロシアには、ソ連国家保安委員会(KGB)の暗躍の歴史を否定的に考える国民も数多くいた。しかしプーチン氏の言葉からは、スパイを美化している様子が伝わってくる。

記事の後半では、プーチン氏が一度工作員になったら一生足抜けできないという考えを語ったことや、正体を隠して人生を国に捧げると強調した発言を振り返ります。足抜けは許されないスパイのおきてを信念として語っていました。

 前任の大統領のエリツィンは…

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この記事を書いた人
駒木明義
国際報道部編集委員|ロシア担当
専門・関心分野
ロシア、国際関係、外交

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