エフレン・レイエス対アール・
ストリックランド。14.1選手権。
当時世界のトップ同士のストレ
ートプールでの対決。
この二人は今でも永遠のライバ
ルのような関係にある。
さすが本場アメリカ、プールと
ストレートプールの発祥の地。
14.1の事を14-1と書いたり、14
の事をフォーティと言ったりし
ない。
そして、画面のスコア表記は正
しくタイムリーにきちんとカウ
ントして表記している。
もっとも、これが当たり前であ
るのだが。
「ニポームのショーギをわたし
やりめーす」とか言って桂馬を
前にひとコマ進めるような事は
していない。
だが、日本人は14.1コンティニ
ュアスというゲームにおいてそ
れをやる。
動画では解説はAIなのでエフレ
ンの事をエフロンとか言ってい
るが、これはAIによくある事。
「よい日だった」を「よいにち
だった」とか言ったりする。
「御家騒動」を「ごけそうどう」
とか。漢字を読めないがアルフ
ァベットの固有名詞も読めない
ようだ。AI自動生成音声は現段
階ではボビー・オロゴンのよう
になる。
ボビーのは日本語べらべらなの
にネタでやっているのだが。
動画の選手権でのエフレンのキ
ューが滅茶苦茶良い音を奏でて
いる。
彼は大会のたびに異なるキュー
を使ったりするが、基本的には
母国性のキューを愛用している。
彼が使うキューにより、アメリ
カでも日本でもハウスキューの
ようなノーラップのキューが人
気を博すようになった。
フィリピンの場合、湿気が高い
ためにリネンの糸巻きだと湿気
を吸ってハンドルがベタベタに
なるからだ。日本でも梅雨時に
は同じ現象が発生し、キューが
曲がる原因にもなる。
ハンドルノーラップのクリアコ
ーティングキューは、米国では
かつてはハスラーかますゴト師
の掛け玉師が好んで使っていた。
米国ではメウチキューが糸巻き
の上から分厚いクリアコーティ
ングしてあり、糸巻きの意味が
無かったが、湿気対策という意
味があったのだろう。北米は概
ね乾燥してはいても。
エフレンのキューは特別に長く、
通常プール用キューは57~58イ
ンチであるところ、彼のキュー
は60インチある。彼の身長は
高くは無い。
そして彼は左右どちらの手でも
撞くし、ジャンプキューは使わ
ない。
私は個人的にはエフレンが2018
年前後に使用していたキューが
一番カッチョイイと思っている。
まるでブランズウィックのタイ
トリストをスニーキーピートキ
ューとしてカスタムしたような
キュー。これがベラボーにイケ
てると思える。
エフレンのシャフトのニスの
剥がし方は私も好きだし、私
もそのようにやっている。
テープを巻いて綺麗な直線ラ
インでニスを剥がすと、使用
しているうちに中学生の女子
テニス部の日焼けあんよのよ
うになってしまうのだ。ソッ
クスを脱いだらくっきりそこ
だけ真白よ、のような。
なので私もエフレンのように
適当にランダムな波線でニス
をあえて剥がすようにしてい
る。
すると、経年変化で日本刀の
刃文のような明暗になる。
これがまた味があって良いの
だ。
なお、ストレートプール=14.1
ラックコンティニュアスのラッ
クルールはこちら。
プールプレーヤーはこの14のパ
ターンのラック処理ルールは正
確に把握しておく必要がある。
このラック方法のルールを正確に
把握するだけでなく、プレーヤー
はゲームの全ルールをきちんと理
解して把握しておく必要がある。
でないと、野球でヒットを打って
三塁に走るような事にもなりかね
ないからだ。
近年、ナインボールやテンボール
の単純なゲームはルールをいじく
り倒しているが、それは放送中継
用を主軸として改変されている。
しかし、ストレートプールやエイ
トボールは不動だ。完璧に完成さ
れたルールであり、いじりようが
ないからだ。ナインボールやテン
ボールとは歴史の重みが異なる。
本来のナインボールはフロックイ
ンのボールは台上残り玉ラック内
の一番下のボールの下に一直線に
並べるルールだったが、1980年代
後半にテキサスエクスプレスルー
ルとして、フロックインのボール
も有効とするルールに変更になっ
た。さらに現在では交互交代ブレ
イクやブレイク後のナインボール
のコーナーインは無効としたり、
ブレイクで2個以上のボールがキッ
チン内に戻らないと撞球権を失い
相手に撞き番を渡すという新ルー
ルが採用されている。
この先もナインボールとテンボー
ルは主催者の都合よくルールが変
更される事だろう。
だが、ストレートプールは不動だ。
完璧に細かくルールが完成されて
いる。
「アメリカンポケットビリヤード
の王である」のが文字通りストレ
ートプールだ。
ナインボールはいわば挟み将棋、
ストレートプールは本将棋のよう
なものだ。
ストレートプールの公式ルール