ジャパネットたかたの高田明さん、長崎のカメラ屋の息子だった。
ヤマダ電機やビックカメラと品揃えで戦えるわけがない。
価格でも勝てない。
立地でも勝てない。
普通に考えたら勝ち目ゼロ。
そんな高田さんがやったこと。
「商品を売る」のをやめた。
家電量販店に行くとどうなるか。棚にズラッと並んだテレビの前で、スペック表を見比べて、「4K対応」「HDR」「〇〇Hz」って書いてあって、よくわからんまま店員に聞いて、もっとわからなくなって、「また来ます」って帰る。
ジャパネットは全部逆。
テレビは1機種しか紹介しない。
比較させない。
スペックの説明もしない。
代わりに高田さんが叫ぶ。
「お孫さんの運動会、こんなに綺麗に映るんです!」
スペックじゃなくて「買ったらあなたの生活がどう変わるか」を30秒で見せる。
しかも「今日だけ!下取りで2万円引き!」で即決させる。考える時間を与えない。
家電量販店が「比較して選んでください」と言ってる間に、ジャパネットは「選ばなくていいです。これ買ってください。理由はこれです」で売った。
もう一つ。
ジャパネットが売ってる家電、最新機種じゃないことが多い。型落ちだ。でも客はそれを知っても買う。なぜか。高田さんの説明で「自分の生活が変わるイメージ」がもう頭に入ってるから。
スペックが高いものが売れるんじゃない。
「伝え方」が上手いものが売れる。
あなたの実力、ちゃんと伝わってる?
伝え方を変えるだけで、評価が変わることは本当にあるよ。