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原因は電車遅延だった?

本書で重要な根拠として扱われているのが、事件当時に現場に居合わせた地元カメラマンが残した写真だ。これを独自に手に入れた中川氏は、これまで詳細がわからなかった事件の真実を詳らかにしている。

本書によると、彌彦神社事件の原因は「モチ撒き」ではなかったという。実はモチ撒き自体は3分ほどで何事もなく終わっており、問題はモチ撒きが終わった後の「帰宅経路」にあった。

事件が発生した1月1日0時20分は、神社から約1キロ離れた国鉄(現JR)弥彦駅に到着する電車が20分ほど遅延していたのである。

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当時の記録によると、12月31日23時38分到着予定の電車が遅延により23時58分に到着し、2000人ほどの参拝客が神社に向かっていた。

信心深かった地元人は「二年参り」(大晦日と正月に2回参拝する風習)に間に合わせるため、大急ぎで神社に駆けこんだと思われる。

その反対に帰宅客は、1月1日0時40分発の列車に乗るために弥彦駅へと急いでおり、それぞれ思惑が異なる両集団が石段で鉢合わせた結果、痛ましい事故に発展したのである。

書籍『餅まきが原因ではなかった!! 彌彦神社事故の真実』には上記以外にも彌彦神社事件に関する様々な資料が収録されている。気になる方は是非ともご参照いただきたい。

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