「国民の総意」はどこへ?「皇室典範改正案」にいきなり浮上した“皇位継承権” 旧宮家の「男系男子」本人が明かす本音【報道特集】
政府が決定した皇室典範の改正案。「旧宮家」の中で▼15歳以上の男系男子で、▼配偶者と子どもがいない人に限り、皇族の養子とすることができるとしている。 山本キャスター 「これを聞いたとき、率直にどうお感じになりましたか?」 久邇朝宏さん 「手を挙げる人がいるのかな。15歳って、自分はこう生きるんだって生き方を見つけてる人が多いと思う。見つける前でも『こうなりたい』というおぼろげな希望、自分の将来を持っているはず。そういう人に、今さら名前を捨てて生き方を変えなさいというのは、酷な話だと思う」 山本キャスター 「お子さんは娘さんですが、もし自身の子や孫が(養子の)対象だった場合は」 久邇朝宏さん 「やめろよ、お前なんてできるわけないじゃんという言い方をすると思いますよ」 「(皇族は)私の命はどうでもいいから、日本の国民を幸せにという生き方を求められていると思う。厳しい生き方を勧めることはできないから、自分で自分の将来を切り開いていってほしい」 ■いきなり浮上 養子の子への“皇位継承権” 皇室典範の大きな改正に動く政府。今回の改正案のもとになったのは、5年前に有識者会議がまとめた報告書だ。 政府の有識者会議の報告書より 「まずは、皇位継承の問題と切り離して、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題であります」 皇族数の確保については具体的な議論を進める一方、議論の分かれる皇位継承は、事実上、“棚上げ”された。 その後の国会の議論も、皇位継承が正面から取り上げられることはなかった。それだけに、とりまとめの終盤。森衆議院議長から出た発言は、野党の反発を招いた。 森英介 衆議院議長(6月8日) 「(皇族となった養子に)男の子が生まれれば、その子は皇位継承権を持つということになる」 議論の対象外だった皇位継承権に踏み込んだのだ。 森議長は謝罪と釈明に追われた。 そして、最終的に衆参正副議長を中心にまとめられた「立法府の総意」。皇位継承については、引き続き、「検討」するとした。