除染・解体工事作業員の朝礼で双葉高グラウンド活用

2026/06/28 10:10

作業員の朝礼で使われる双葉高グラウンド

 環境省は8月から、東京電力福島第1原発事故に伴う双葉町内の除染と建物の解体工事で、作業員の朝礼会場として休校中の双葉高グラウンドを使用する。安全確保に向けた注意を喚起したり、作業の指示を伝えたりするため朝礼を開いており、600人を超える作業員が集結できる場所が必要だと判断した。

 27日に同町で開かれた双葉高同窓会の総会で説明した。これまでの朝礼会場は双葉中グラウンドだった。町は双葉中の校舎を解体した上で、2028年4月の開校を目指して認定こども園と義務教育学校を建設する方針。現地が間もなく使えなくなるため、代替地として確保した。

 福島地方環境事務所によると、双葉高グラウンドの使用は本年度末までだが、工事の状況に応じて期間を相談するという。数百台の車両が出入りするため、砕石や鉄板を敷く。

 同窓会は創立記念日の4月16日にグラウンドを除草し、校歌を歌う会を開いてきた。総会で環境事務所の担当者は使用終了後は原状回復し返還すると説明、会員から異論は出なかった。松本貞男会長は「『校舎を解体する工事ではない』と伝えてほしい」と呼びかけた。

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