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第3回ロシア情報機関の特徴とは 常に戦時態勢、積極介入で情勢を動かす

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編集委員・駒木明義
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 多くの国は、情報機関の活動が注目を集めることがないよう、細心の注意を払う。ところがロシアでは、大統領自らが誇らしげにその活躍ぶりを語る。なぜそんなことが起きるのか。ロシアの情報機関は、他の国々とどんな点で異なっているのだろうか。(文中敬称略)

 本来は陰の組織であるはずの情報機関による非合法工作の存在は、近年のロシアで半ば公然と語られるようになっている。

 私がそのことを痛感したのは、モスクワ支局長をしていた2017年6月のことだった。

 ロシア対外情報庁(SVR)の公式サイトに、奇妙な告知が掲載された。

 「SVRの非合法諜報(ちょうほう)局は6月28日に、創設95周年を祝う」

非合法活動を公然と称賛

 SVRは、ロシア連邦保安局(FSB)と並ぶソ連国家保安委員会(KGB)の後継組織だ。

 だが、SVRが公表している組織図には非合法諜報局など書かれていない。

 私はSVRの広報部門に電話で聞いてみた。「組織図に無い『非合法諜報局』があると理解してよいのですか?」

 即座に答えが返ってきた。

 「もちろんです」

 プーチンはその後、イリーガルと呼ばれる非合法工作員の活動を称賛する発言を公然と繰り返している。

 なぜプーチン政権下で陰の組織が表に顔を出すようになったのか。

 最大の理由は、プーチン自身…

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この記事を書いた人
駒木明義
国際報道部編集委員|ロシア担当
専門・関心分野
ロシア、国際関係、外交
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    藤田直哉
    批評家・日本映画大学准教授
    視点

    特にロシアの積極工作は、対立と分断を煽る。政治的対立のようなものも、スキャンダルのようなものも、積極工作かもしれない。義憤を感情的に煽るものが多いわけですから、当然それは警戒しなくてはならない。しかし、ロシアの積極工作は、保坂さんの著書にも

    2026年7月3日 09:00

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