生徒会長「つるし上げ」第三者調査へ 県教育長「反省、悔いがある」
長野県立高校の生徒会長が生徒総会で上級生から「つるし上げにあった」と訴えていた問題で、県教育委員会は2日、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」にあたるとして、弁護士など第三者を中心とした調査委員会を近く立ち上げ、調査を開始することを明らかにした。
県教委は、この日開かれた教育行政を審議する定例会で、教育委員に問題を報告した。担当者が「生徒総会で特定の生徒に対して多くの質問が集中し、生徒は心理的苦痛を受け欠席が続いている」などと説明し、第三者による調査を始めることを明らかにした。
定例会後の記者会見で、武田育夫教育長は「生徒と保護者に申し訳なく思っている」と陳謝。「被害者のサポートが第一だった。学校とともにしっかり対応しなければならなかったという反省、悔いがある。生徒が何を望んでいるかを聞き取り、できる対応をしっかりしたい」と述べた。
教員も見守る生徒総会の場で問題が起こったことについて「一般論として、生徒の自主的な活動にできるだけ教師が介入しないのは原則」と述べた上で、「著しい人権的な問題があった場合には、指導するべきだ」と指摘した。
さらに、生徒総会終了後に被害者が落ち込み、泣いていた状況があったことを武田教育長は明らかにした。その上で「教員は声をかけてサポートすることができたのではないか。被害者を第一に考えるということを現場に伝えていきたい」と話した。生徒総会の場で起こった今回のような問題について「私自身、経験したことがない」と話した。
県教委や関係者によると、当時1年だった生徒会長の女子生徒が昨年11月、全校生徒が集まる生徒総会で複数の上級生から責め立てるような質問を浴びせ続けられ、翌日から不登校になった。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、長期間の欠席を余儀なくされている。
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- 末冨芳日本大学教授=教育行政学視点
【日本の校長には道徳心や倫理的リーダーシップを培い、生徒の安全を守り権利を実現する資格・研修も保障されていない】なぜ生徒会でのつるしあげをする生徒やそれを黙認する教員が量産されるのか、それは日本の校長が実は先進国の中では低スキルだからです。
2026年7月3日 12:17