⚙️ あなたの名字あなたの下の名前 22歳
< 山中柔太朗 >
柔太朗くんに呼び出されたのはいかにも高級そうな
レストラン。
浮かないように服装にも今までで1番気を使った。
この服で本当に大丈夫かとギリギリまで不安に思いながら待ち合わせ場所のレストランへ向かった。
到着してから出てきた料理は全部美味しくて堪らなかった。
料理を食べるよりも私の写真を撮りまくる柔太朗くん。
いつも写真を撮るよりもスキンシップを取るのを優先するのに珍しい。
本当に今日の彼はどうしたのだろうか。
心配していたそのとき。
このあと私が大好きなケーキが来るらしい。
ほんとこういうところイケメンだわ。
レストランのスタッフさんが出してくれたケーキプレートのお皿の部分には何故か今日の日付が。
そう言って柔太朗くんは指輪を差し出してくれた。
そんなの答えは1つ。
そのあとにケーキプレートと一緒に写真を撮って柔太朗くんは半泣きでケーキを食べていましたとさ。
< 佐野勇斗 >
久しぶりに休みの日が重なった今日、旅行に連れてきてくれた。
何故彼はこんなにさらっとかっこいいことを言ってしまうのだろう。
本当に心臓がもたない。
今日も助手席から見る彼の横顔をドキドキしながら見つめる。
って言いながらも手を繋いでくる勇斗くん。
なんだかんだホテルに着いてチェックインして部屋に入ることができた。
その部屋から見る夕日は最高で。
これからもこんな私だけどよろしくね。勇斗くん。
< 吉田仁人 >
仁人くんと休みが被ったらだいたい一緒にゲームをするか料理をするか。
その二択で今日はゲームの日だった。
いつもなら一緒に作ろうと言ってくるのに今日は珍しく1人で作ると言い出した仁人くん。
何かを企んでる匂いがプンプンしてきて怖い。
仁人くんが料理をしている間に本を読んでいたけどいつの間にか寝てしまっていた。
ダイニングテーブルにはグラタン、ローストビーフなど私が大好きな料理がたくさん並んでいた。
そう言って私の指に指輪をはめてくれた。
これからもずっと幸せでいようね。
< 曽野舜太 >
やっと仕事が片付いた。
持ち帰ってまでやらないと片付かないこの仕事の量本当にどうにかしてほしいものだ。
彼が入れてくれるコーヒーは本当に美味しくて。
世界一美味しい。
唐突すぎる舜太の言葉に思わずコーヒーを吹き出すところだった。
たしかに今年で付き合って3年、同棲して2年。
お互いの周りの人達はみんな結婚してて子供もいる人だっている。
そりゃ舜太が焦る気持ちもわかる。
私が舜太の仕事のことをよく心配するからこういう風にまっさきに自分の思いを伝えるんじゃなくて私の思いも尊重しつつ自分の思いを伝えてくれる。
そんな優しい彼のことを旦那さんにしないの方がもったいない。
これからも舜太を精一杯支えようと改めて決意した日だった。
< 塩﨑太智 >
@ディズニーランド
久しぶりに来たディズニーは本当に楽しくて仕方がない。
ついついだいちゃんを置いてけぼりにしてしまった。
でも仕方がない。楽しいのだから。
でもそんな私に一切怒ることはないだいちゃん。
ほんと心が広くて優しい。私にはもったいないくらい。
夜に光るシンデレラ城が大好きでだいちゃんはそれを知ってくれていて連れて行ってくれる。
どれだけ紳士なのだろう。
突然シンデレラ城の前でしゃがんだだいちゃん。
当然周りにそんなことをしている人はいないので周りからの視線が集まる。
こんな最高なシチュエーションでこのプロポーズを断る人間がどこにいるのって話。
それにそろそろ結婚を考えていた私にはプロポーズを断る理由なんてなかった。
次はお揃いの指輪をはめて一緒に来ようね。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。