⚙️ あなたの名字あなたの下の名前 18歳 サッカー部マネージャー
山中柔太郎 18歳 サッカー部
You side
...... どんなデザインにしよう。
もう少ししたら私がマネージャーを務めるサッカー部の大切な大会がある。
この試合で負けてしまったら今の3年生は引退だ。
できるだけ勝ち進めれるように、そんな想いを込めてお守りを作ろうとデザインを考えているのだが全く思いつかない。
突然やってきたのは同級生同じサッカー部で活躍するエース。顔がいいため隠れファンもたくさん。何事も努力して結果を出す柔太朗。ときには優しすぎるが故にぶつかり合いをすることもあった。私はそんな柔太朗が好きだ。
しばらくすると柔太朗は眉間に皺を寄せ、本当に険しい顔をしていた。
そんなに変な顔を見せてたなんて … 恥ずかしい
恐る恐る自分の手を顔にやると熱があるんじゃないかってくらい熱かった。
そんなの言われたら勘違いしちゃうし … !!
そう言って柔太朗は教室を出て行った。
とうとう迎えた試合前日。
結局ユニフォームの形のお守りにして表には苗字を、後ろには背番号を縫いつけた。
うちの学校のサッカー部のユニフォームはけっこう複雑なデザインなのでよく再現できたと思う。
全員分あるかしっかり確認して終わりのミーティングでキャプテンからいつもマネージャーである私に話を振られるのでそのときに渡そうと思って掛ける言葉などを考えたらあっという間にミーティングの時間。
私の言葉を聞いたサッカー部員は涙ぐみながらお礼を伝えてくれる。
そんな彼らの姿を見てもらい泣きしそうになりながらも部員1人1人お守りを渡していく。
順調に渡し進めていって最後は柔太朗。
その柔太朗の目は覚悟を決めたような目をしていた。
結局試合には勝つことができず1点差で負けてしまった。
帰り道が一緒の柔太朗と家路を歩く。
そう応えた柔太朗の声はどこか切なかった。
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もうこの関係が壊れてもいい。
言ってしまおう。
もう私達は引退してしまうのだから。
そう言って柔太朗は私を思いっきり抱きしめてくれた。
そう言うと柔太朗は私を抱きしめる力を強めた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。