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花言葉と意味/Novel by 蒼鳥

花言葉と意味

5,975 character(s)11 mins

花言葉っていいよね…
この間、花屋で向日葵の花言葉教えてもらったらさぁ、もう妄想が止まらないけど文章力、語彙力なしだから…取り敢えず殴り書き。
治れ妄想!
推しがさぁ…イチャイチャしてるだけなのもいい…
何でもいいかたどうぞ

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彼氏からのプレゼントは花束がいいなぁ…。


マジ?花なんかよりも物とか…お金がいいじゃん、自分で好きなの買えるし。



お金ってアンタさぁ…分かるけど…でも、花って花言葉、込められた意味とかあるじゃん、そういう…なんて言うか、愛されてるなぁって思うし良くない?



ええー!重くない?私は無理だな。



___



喫茶店の窓際で楽しげに会話を弾ませている若い女の子たちの声が店内に響く。
休日のランチタイム、女性が多くいる店に来てしまったと後悔しつつ、午前中の任務での疲れと空腹に襲われているのもあって他の店に変えるといった選択肢はなかった。
久しぶりに恋人である日車との任務でもあって早く祓っていちゃいちゃする予定だったのに大分手こずってしまい今に至る。
俺がホットドッグのドリンクセット、ドリンクはアイスコーヒーで注文を決めると彼も「君と同じセットにしてくれ、すまないが、飲み物はホットコーヒーがいい」と話す。
店員には日車の分も俺が代わりに伝える、いつものことだ。
注文の品を持って窓際から離れた店の奥、壁際へ向かう、彼は落ち着いた静かな場所が好きだからいつものように移動をするが女の子たちの声は端っこまで響いている。

日車「フッ…花束か…」

日下部「あ?」

ホットドッグを口に頬張る前に彼がしみじみと言い出した。

日下部「あぁ…さっきの女の子たちの話?」

日車「俺も貰うなら花がいいが…枯らしてしまうかもしれない……」

ホットドッグを見つめながら彼は話す。

日下部「意外だな…」

日車「そうか?花言葉の意味を考えると、より愛されてると実感する…安心できると思ったんだがな…」

日下部「ふーん…」

それを目の前にいる恋人にそのまま言うか?
俺は恋人の性格を知っているからこそ、なるべく想いを伝えるようにしていたつもりだが何か不安になることがあったのか?そのまま彼に聞くことを決め、恐る恐る聞いてみる。

日下部「不安なのか?」

日車「いや、不安はない」

あ、即答なんだ。

日車「君は俺にいつも想いを伝えてくれるから…俺は君に愛されているって自身がある…だが、もっと君に愛されたいと、欲張ってしまうんだ…」

は?可愛い…可愛い過ぎる…。
え?不安はないけど今以上にもっと愛されたいってことだよな?…何それ…そう言うところが本当に堪らない。

日下部「そっかぁ…そうだ、もうそろそろ付き合い始めて1年になるし…その日、お互いに休みだから美味いもん食ってのんびり過ごそうぜ」

日車「驚いた…付き合った日付を覚えていたのか…」

日下部「ん?あぁ…覚えてるわ……俺の中じゃあ、お付き合い記念日とか書いてわざわざ携帯のカレンダーに残してる…それを聞くってことは寛見も何かしらに書いたりして残してんだろ?」

日車「……まぁ、手帳に……それにしても意外だな、君は記念日とか嫌がるかと思っていたから…」

日下部「確かに前は記念日とか面倒だから好きじゃなかったが…お前は特別なんだよ………っ、いい歳したおじさんでもねぇ、恋人と、好きな奴との記念日を祝ってもいいだろ?なんだよ…」

日車「……フフッ、いい歳したおじさんでもか……」

日下部「笑うな…」

日車「君は男らしいがたまに可愛らしくもあるな…」

日下部「うっせ…いいだろ、本当に好きなんだから」

日車「俺もだ…」

付き合う前に比べると日車の表情はだいぶ柔らかくなった。それに、自分の気持ちをちゃんと伝えてくれるようにもなったことが何よりも嬉しい。
前は感情を押し殺して今にも死にそうな顔をしていたが、それがなくなったのが俺と付き合ってからだと思うと嬉し過ぎる。

日下部「あぁ〜…早く記念日になんねぇかなぁ…」

日車「フッ…そうだな…」



___



恋人になって1年という大事な記念日まで、あと数日後だ。
だが、問題が1つある…プレゼントだ。
何か可愛い恋人にプレゼントをあげたいと思ったが、前に花が欲しいと言っていたのもあって花屋に来たはいいものの…全く分からない。
店内の時計に目を向けると、ここの花屋に立ち寄ってからかれこれ2時間が経っている。
薔薇は定番だが…なんかもっと特別な何かと思いながらずっと気になっていた花の前で立ち往生していると女性店員が声を掛けてきた。

「向日葵……いいですよね」

日下部「……っ!?あっ、……そう、ですね…」

「ずっと真剣に悩まれていたので、プレゼント用ですか?」

日下部「あぁ…そうなんですが、俺は花に疎くて…何がいいかなと……どれにしたら喜ぶか難しいなと思って…好きな奴に似合うつーか…似てると思って向日葵見てたんですよ」

「……いいと思いますよ…ちなみに、向日葵の花言葉…ご存知ですか?」

日下部「いえ……」

「向日葵の花言葉は_____なんですよ」

日下部「へぇ、知らなかった……あ、そうだ…」

「どうされました?」

日下部「その…花を枯らしちゃうことを気にしてて…どうしよっかな…」

「そうしたら、ドライフラワーにしますか?」

日下部「ど、どら?……それはどんな感じのですかね?」

「ドライフラワーは、花や葉、茎などの植物を乾燥させたものですね…枯れずに長く楽しめるのでいいかもしれません」

日下部「じゃあ、それで…」

「かしこまりました。ちなみに、ドライフラワーは乾燥させたものなので枯れている状態とはまた違うんです…持って数ヶ月から1年くらいで、手入れすれば更に長持ちします…それにたとえ枯れたとしても…枯れた向日葵にも意味があるんですよ…」

日下部「枯れた向日葵の花言葉ってことですか?」

「はい…意味は___」

日下部「いい言葉だな…」

「フフッ…よっぽどお相手の方が好きなんですね…」

日下部「ま、まぁ…そうです」

「あ、お時間頂きますが大丈夫ですか?」

日下部「はい…で、すんません…明後日に取りに来る感じでもいいですか?」

「かしこまりました。大丈夫ですよ。」

日下部「じゃあお願いします」



___



恋人になって1年が経つ、大事な記念日。

日下部「今日で丁度、1年だな…」

日車「篤也、改めて…その、俺と付き合ってくれて…俺を君の恋人にしてくれて…ありがとう…」

日下部「俺も…ありがとうな…なんか、改めてかしこまると恥ずいな…」

日車「そうだな…」

日下部「じゃあ、買ったやつ、ケーキとか色々食べようぜ」

日車「あぁ…」

日下部「お前さぁ…デカいケーキ頼みたいってこれのことだったんだ…絶対、2人で食う量じゃないだろ?冷凍庫パンパンだし…」

日車「一度、注文してみたかったんだ…ダメだったか?」

日下部「ん〜…いーや…フフッ、だってお前、3段ケーキって…これ、下の段9号(27cm)、中段6号(18cm)、上段3号(9cm)って書いてあんじゃん…デカすぎだろ」

日車「税込で2万くらいだ…オリジナルの結婚式とか二次会、パーティー用らしい」

日下部「当分はケーキ生活だな…」

日車「そう言う君も…明らかに二人用じゃないだろ、このお惣菜のオードブル」

日下部「だって…いっぱい食うかと思って…」

日車「これ6人用じゃないか?」

日下部「フフッ…お互い様だな」

日車「フフッ…そうだな…」



___



付き合う前の懐かしい話とか…付き合って嬉しかったことをお互いに話しながら食事を共にする。
そんな当たり前のことが、幸せ過ぎる…。

日下部「もう…無理…これ以上は食えない」

日車「そう言っているが……君、結構食べたな…」

日下部「意外に食えたけど…流石にケーキは全部無理だったわ…」

日車「明日も食べないとだな…」

日下部「……そうだな…」

前に生き残ってしまったことに後悔して明日を望まなかった彼が今はこうやって自然と明日の話をするとつい、嬉しく思ってしまう…。

日車「篤也…君に渡したいものがあるんだ…」

日下部「……っ、実はさぁ…俺も寛見に渡したいものがあんだよね」

日車「………っ、そうなのか」

日下部「あぁ…」

日車「先に俺から渡してもいいか?」

日下部「おお…」

日車「これを…君に渡したくて…」

差し出されたのは見覚えのある花だった。

日下部「向日葵だ…」

日車「君はこんなの貰っても困るだろうし…嬉しくない…だろ?………すまない…でも、君に渡したくて…」

日下部「お前ねぇ…こんなのって言うなよ…すげぇ、嬉しい…」

どうしよ…めっちゃ嬉しいけど、プレゼント被った。
つっても俺のは乾燥させたドラ、ドラ…なんとかってやつだから大丈夫だろ…たぶん。

日車「向日葵の花言葉は…」

日下部「「憧れ」「あなただけを見つめる」「情熱」だろ?」

日車「知っていたのか…」

日下部「まぁ…うん…でも、これ1、2、…12本もあるな」

日車「花によっては本数でも意味が込められているんだ…」

日下部「12本だとなんなの?」

日車「「恋人になって下さい」という意味がある、君が俺に告白してくれて…俺を恋人にしてくれた…だから、今度は俺からと思ってな…篤也、この先もずっと俺の恋人のままでいて欲しい…」

日下部「なっ、お前……ずるいだろ」

日車「ダメか?」

そんな、慣れないことを一生懸命言葉にして、耳まで赤くしちゃってるし…恥じらいながら上目遣いでそんなこと言われたらさぁ……。
ん?そういえば、前に騎乗位してくれた時と同じ、似た表情じゃね?…可愛いしエロい、堪らない…クソッ、今すぐ押し倒したいくらい胸がぎゅっと締め付けられる。

日下部「そんな訳ないでしょーが……俺はお前に告白したあの日からずっとそのつもりだったんだ…断る訳ねぇよ」

なんとか、理性を保ちながら本心を伝え、向日葵の花束を受け取る。

日車「君は本当にいい男だな…俺は君のことを呪術師として人としても尊敬している…そんな君をずっと愛している…すまない、かなり重いな…」

人としても尊敬ねぇ………すまん、さっきお前の顔をみて勃ちそうになった俺は最低過ぎる…。

日下部「何言ってんの!?むしろ、嬉しいにきまってんでしょーが、それに…重いのは俺もだし…その…寛見、俺のプレゼントさぁ…これ」

日車「これ…ん?向日葵か?」

日下部「被っちまった…俺もお前と同じ気持ち…」

日車「フフッ、お互い思っていたことが一緒だったみたいだな…だが、この向日葵…3本…ドライフラワーか?」

日下部「あぁ…本数は勧めてもらって…」

日車「………そうか……ドライフラワーにも意味があるんだ……」

目を細めて嬉しそうな顔を見せる。
可愛い…。

日下部「そうなの?」

日車「あぁ…」

日下部「すまん、ドライフラワー?の方は特に深く考えていなかった…」

日車「「永遠」「不滅」「感謝」だ…」

日下部「よく知ってるな…それだと、俺の方が重くない?」

日車「……親切な店員に教えてもらった、まぁ、君にそれほど愛されているのなら嬉しいがな…」

日下部「……お前、花貰っても枯らしちまうかもって心配してただろ?だから相談してそれにしたんだよ…」

日車「……ありがとう、大事にする」

日下部「それに…もし枯らしたとしても枯れた向日葵にも花言葉があるらしい…」

日車「そうなのか?それは知らなかった…」

日下部「「情熱」「実り」「また明日」だって……だから…その、お前がこの先もずっと俺のそばにいて、当たり前に明日が続いて欲しいって…思ったんだが、さっき先に告白されたちまったがな…」

日車「フフッ…俺の勝ちだな…」

日下部「競うもんじゃないだろ……寛見、好きだ…愛してる…」

日車「君の隣は幸せ過ぎる…もう一人でいられなくなってしまった…」

日下部「そうかよ…まぁ、呪術師なんて、いつ最後が来るか分からないが、お前が明日、この先の未来に絶望して後悔しないように俺は長生きしないとだな…お前もそうしてくれ」

日車「あぁ…俺は愛されているな…」



___



花を買った店に貰った花束を入れる花瓶を買いにきたが、恋人が何故かいる…。
しかも俺が対応して貰った店員だ。

「いらっしゃいませ、あ、この間の…どうでしたプロポーズは上手くいきました?」

日車「お陰様で…ありがとうございます」

あいつもここで買ってたのか…。

「最近、向日葵が人気でお客様がいらした次の日に違う男性の方も買いにきてたんですよ」

日車「そうなんですね」

「えぇ…ドライフラワーの向日葵をご購入して頂いて、2時間も悩んでいたからその方も上手くいっているといいんですけどね」

日車「そうですね、その方もそんなに真剣に悩まれていたなら上手くいって欲しいですね」

それ…多分、いやっ、俺だ。
間違いなく俺じゃね、何これ…恥ずい…。

「あ!お客様、先日はありがとうございました」

物陰に隠れていたつもりだったが恥ずかしくて目を逸らしていたら店員に見つかり声をかけられてしまった。

日車「篤也!?」

日下部「おぉ…」

「お知り合いなんですね」

日下部「まぁ…」

「3本の向日葵…お相手の方どうでした?」

日下部「え?」

「本数にも意味が込められていて3本をお勧めさせて頂きましたが…意味は「愛の告白」「あなたを愛しています」なんですよ」

だからか…目を細めて嬉しそうにした寛見の顔を思い出して体が熱くなったのを感じる…きっと、今すごい顔が赤いに違いない…。

「その感じだと上手くいったみたいですね!良かったです!」

日車「篤也…」

耳元で話しかけられ更に熱が上がっていくのを感じる。

日車「俺のために一生懸命悩んで選んでくれたみたいだな…君の想いが知れて嬉しい…」

日下部「お前…ずるいわ…」

花瓶を購入していると店員は俺たちの関係を何か察してずっとニコニコとしている。
軽蔑されなかったのは良かったが、こちとらいい歳したおじさんだよ?もう、色々と恥ずかしい…。
それに俺の恋人は気づいてない様子で「またきます」とだけ返事をしていた。

「また、お越し下さい」



___



日車「今日は君にいっぱい抱かれて愛して貰いたい」

日下部「お前、明日任務だろ…それに途中で泣いても止めてやれない」

日車「構わない…君に好きにされてめちゃくちゃにされたい…」

日下部「エロ過ぎるだろ…」
 

Comments

  • 小夜双☆スカィWeb
    Jun 13th
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