(個人的な長文なので、バイクに興味ない人はスルーしてください)
超快適・超便利な万能スクーター
YAMAHA NMAX155
購入から3か月で手放すことにしました
そして、超快適・超便利ではない
マニュアルバイクへ乗り換えます
駐車スペースの関係で2台までしか所有できません
絶対に手放せないスーパーカブがすでにいるので、
どうしても「増車」ではなく「乗り換え」という選択しかありませんでした😢
NMAX155を手放す理由は、一言で言うと
「NMAX155があまりにも超快適で超便利だったから」
です
こんなに日常の移動を楽にしてくれる乗り物はありませんでした
・取り回しも駐車も楽々な軽量コンパクトの車体
・シフト操作不要のオートマであるスクーターの特性
・極めて滑らかで乗り心地の良いエンジン
・リッター40km超の低燃費
・シート下20L、トップケース40Lの積載量
・長時間乗っていてもケツ痛にならないフカフカシート
・高速にも乗れて100km/h巡航も余裕な155ccエンジン
・信号ダッシュや追い越しで大活躍するVVA
・峠道で加速感を楽しめるYECVT
・ナビも表示できるTFTカラー液晶メーター
・スマホ高速充電ができるUSB-Cコネクタ
・道の駅やコンビニでは簡易ベッドになる幅広シートと背もたれ
・社外品の超大型スクリーンで体に当たる走行風はほぼゼロ
レンタルを含め50車種以上のバイクに乗ってきましたが、
ここまで気軽さ・速さ・快適さを兼ね備えたバイクは初めてでした
本当に「できないことがない」
欠点らしい欠点が見つからない
タイで白バイに採用されたという話にも納得できます
NMAX155でのツーリングは、
疲労を感じないというより
「移動中が休憩時間」
ただ楽なだけではなく、
走っている最中まで快適で楽しい
そんなバイクでした
だからこそ、本当に悩みました
なぜそんな素晴らしい乗り物を手放す決心をしたのか
それは、「オートバイ乗り」としての僕が求めていたものが
「快適」
「便利」
「楽」
「疲れない」
それだけではなかったと気付いたからです
実は今回、本気で
「これからのバイク人生はスクーターで十分じゃないか」
とも考えました
55歳になり、
95歳までの人生設計や資産計画、遺言書まで作っている自分は、
無意識のうちに
「最後は快適なスクーターで締めくくればいい」
と、生き急いでいたのかもしれません
でも違いました
快適・便利なスクーターに落ち着くのは、
あと10年先でもいい
まだ今じゃない
そう思ったんです
そもそもバイクという乗り物は
「楽」を求める乗り物ではありません
夏は暑く
冬は寒い
強烈な走行風にさらされ
雨が降れば濡れる
ヘルメットで髪はぺったんこ
ウエアに着替えるのは面倒
靴はすぐボロボロになる
ちょっとしたミスで転ぶ
事故をすれば命を落とすことだってある
そんな理不尽で、
どこか変態的な乗り物がバイクです
バイク乗りじゃない人には分からないかもしれませんが
ツーリングの楽しさって
「ある程度苦労して目的地へたどり着くこと」
でもあるんですよね
快適なだけでは少し物足りない
そんなマゾ気質がバイク乗りにはあります(笑)
これまで数え切れないほどツーリングをしてきましたが、
強烈に思い出に残っているのは
山梨へ出掛けた帰り、
突然の大雪で全身雪まみれになり、
前もほとんど見えない中、
震えながら命からがら帰宅したこと
あるいは
「防水(完全防水ではありません)」
というジャケットをよく見ず「完全防水」と勘違いして
雨の高速を走り、
全身ずぶ濡れになって、
ようやく温泉へたどり着き、
冷え切った指先に感覚が戻ってきた瞬間のこと
そんな辛かった思い出のほうが、
不思議と今でも鮮明に覚えています
きっと人生も同じなんでしょうね
苦労を避けるばかりではつまらないということです
人生って
「思い出作り」
なんだと思っています
僕はツーリングへ行くたびに
必ずバイクの写真を撮ります
そしてその写真を、
パソコンのスクリーンセーバーでいつも眺めています
僕の夢は
90歳を過ぎ、
介護ベッドの上で大型モニターに映るそのスライドショーを見ながら
「ああ、本当に楽しいバイク人生だったな」
と振り返ることです
思い出すのは、
燃費でも便利さでもありません
このバイクでここへ行った
この景色を見た
あの日は寒かった
雨で震えた
でも最高だった
そんな記憶です
だから今はスクーターを手放すことにしました
快適・便利なスクーターは、
きっとまた人生のどこかで乗るでしょう
でも今はまだ
エンジンから伝わる鼓動感
大地を蹴り出すトルク
腹に響くエキゾーストノート
全身で受ける風圧
空気の匂い
アクセルを開ける高揚感
そういうものを、
まだ味わっていたい
僕はまだもう少しだけ
「オートバイ乗り」
でいたい
バイクに乗る苦労も
疲労も
全部思い出にしたい
昔の思い出を眺めるだけの自分ではなく
これからも新しい思い出を作り続ける自分でいたい
だから次のバイクを買いました
大型二輪免許が必要なやつです
もう契約しました
なんだと思いますか?
納車が今から楽しみです