同志社国際高校の沖縄研修旅行は、事故の起こった辺野古コース以外も思想偏向たっぷりだった
2026年3月16日に起こった、沖縄辺野古沖での海難事故、同志社国際高校の沖縄研修旅行あるコースで、波浪注意報下で生徒を乗せて出航した「抗議船」2隻が次々に転覆、女子生徒1名が死亡と乗組員1名の2名が死亡、生徒14名が負傷した事件である。
運行側、学校側ともに杜撰さが極まっており、SNS上にはそれに対する怒りの声が満ち満ちているのであるが、マスメディアが詳細報道には二の足を踏んでいる。
流出した3日目4日目の旅程表
この研修旅行に参加した現役の生徒さんから流出したホンモノの旅程表の画像が流出。
A~Gまでの7つのコースが設定されている。
これで民泊についてのその是非について話題になったりもしたが、コース詳細を見ていくと…かなりの偏向教育っぷりが露呈してしまうのである。
一つ一つ見ていくことにしよう。
まず地図に訪問スポットを書き込んでみる。
拡大縮小してみたい方はこちらをどうぞ。
(こちらにはコッソリ、1日目、2日目の訪問スポットも入れてある)
Aコース 読谷ぶらぶら+民泊コース
ちびちりガマ(読谷村)
座喜味城(読谷村)
滑走路跡(読谷村)
読谷村役場→民泊(読谷村)
一見、「民泊」以外のトラップは無いように見えるが、場所が読谷村であることと、講師が小橋川清弘氏(元読谷村役場職員、反戦語り部)であることに着目したい。
というところ着目しよう。
読谷村といえば、反戦平和を全面的に打ち出した村である。
上記のURLを見てみればわかるが「自治労」のWebサイトにこのファイルは存在する。
読谷村は、第二次大戦末期、米軍が上陸したエリアである。
そして、チビチリガマの集団自決など、沖縄戦の悲劇の舞台である。
また、に読谷村は戦後全域が米軍接収となって、一部返還、住民の帰村までの紆余曲折がいろいろあった。
同じく読谷村には、集団自決に至らなかったシムクガマもあるのであるが、この差はいったい何だったのだろう?という部分を抜きには語れないものがある。
小橋川氏を講師にしての「読谷村ぶらぶら」は、みっちりと9条系の講話付きであることは想像に難くないだろう。
Bコース 金城実先生アトリエ+民泊コース
金城実先生アトリエ(読谷村)
座喜味城(読谷村)
読谷村役場→民泊(読谷村)
まず金城実氏がどういう人であるか?ここが重要だ。
まずはこれ、「抗議する農民」の像である。
成田闘争・三里塚闘争の残滓ともいえる横堀鉄塔に据えられている。
この像は、はじめ岩山大鉄塔におかれ、次に労農研修所、そして西堀鉄塔へと場所を移している。 現在は西堀鉄塔の上部構造物は撤去されていて、この像も下におろされている模様。
そして、もう一つ。
これは大阪にあった「解放へのオガリ」像。1977年に解放同盟大阪府連の依頼でつくったもののようだ
現在は金城実氏のアトリエに移設されているようである。
金城実氏は1939年生まれ、京都外語大学を7年かけて卒業されたそうである。その時代に、左翼運動に傾倒されたのであろうか?部落解放同盟ともご縁が深いようである。
左翼闘争戦士であることには間違いないだろう。
「解放」の視点での反戦闘争であり、反天皇制であり、沖縄独立派である。
金城氏と同志社大学とのつながりは、1980年には既にあったようだ。
1980年4月のチャペルアワーで、講演している模様。
また、寄稿先を見ても、十分に思想が強いのは明らかである。
辺野古の座り込みなどにも参加しておられる。
反天皇制運動の人でもある。
部落解放教育の人でもある。
従軍慰安婦問題にも関わっておられるようだ。
思想偏向が無いか?といったら、あるに決まってるだろうレベルの濃い思想を垂れ流す御仁であるだとう。
Cコース(慶佐治川カヌー体験と佐喜眞美術館コース)
訪問スポットは
慶佐治川カヌー体験(東村)
美ら花別邸(名護)昼食
佐喜眞美術館(宜野湾市)
このコースも結構遠出である。最も北まで行くコースである。
カヌー体験の運営団体は不明であるが、大体こんな感じだろう。
佐喜眞美術館について
佐喜眞美術館、まあ怖い絵がいっぱい展示してある美術館には違いない。
メインの展示内容は、丸木位里・俊夫妻の、沖縄戦の図である。
丸木夫妻の絵画といえば、「原爆の図」というやつで、こちらは埼玉県の東松山市に「原爆の図 丸木美術館」というところに展示されている。
同様の戦争画だとすれば、亡くなった武石知華さんが「怖い絵」と想定するのは、至極適切な理解であったと思う。
丸木美術館は行ったことがあるのだが、実に「怖いだけ」で楽しくなかった。
丸木夫妻は、どう見てもプロレタリア芸術家である。
最初の「原爆の図」の画集も、共産主義色の強い青木書店の発行である。
こと、丸木俊(赤松俊子)は、綴り方教育で有名な平野婦美子の伝手での伝手で戦前もソ連に行ったりしており、戦後も反戦絵本などを書いている
反権力運動のために絵を描き続けたプロレタリア芸術の人である。
社会運動の前進のために観た者の「情動」をゆさぶるべく、怖さ、グロさを強調するのが、プロレタリア絵画というものだ。
佐喜眞美術館自体、小ぶりの美術館であり、滞在時間の限界はあるが、楽しいわけはないのである。
Dコース 沖縄の文化(沖縄の文化とさんごの植え付けコース)
沖縄料理体験(場所不明)
?GALA青い海?
道の駅かでな
どこいったん?
検索してみると、「GALA青い海」には「さんご植え付け」」に繋がるような施設がない。
「Gala青い海でさんご植え付け体験」ってしかでてないけど、アクティビティの運営主体は「さんご畑」ってところだろう。
今は「Gala青い海」とは分離しているようでGalaの体験プログラムには出てこない。
なにやら珊瑚の養殖で映画になった金城浩二氏のやってるところ。 珊瑚の植え付け体験は「さんご畑」ではやってないっぽいのが謎だ。
植え付け自体が、ダイビングしないとできないようである。
ダイビングとなると、1時間半の時間ではほぼ無理だろう。
一体実態のアクティビティは何だったのだろうか?
ちろっと見学して、話きいて、実はその後の「道の駅かでな」だろう。
道の駅かでな
出発地考えると時間的には休憩の必要性は薄い。
「GALA青い海orさんご畑」から、「道の駅かでな」へは、車で15分前後である。そして、その次にホテルに向かうわけだが、「道の駅かでな」から約30分ほどで、ダブルツリーbyヒルトン首里城に到着してしまう。
「道の駅かでな」の展望台は、嘉手納基地が一望できる反戦学習スポットなので「休憩スポット」ではなく、目的地であると思われる。
午前中の沖縄料理体験、どこ行ったんだろう? 昼食兼用のアクティビティのようではあるが…
Eコース 戦没者の遺骨収集と斎場御嶽
戦没者遺骨収集(行先不明)
おきなわワールド(南城市)昼食
斎場御嶽(南城市)
おそらく独自手配コース
沖縄では、戦没者の遺骨収集をボランティアでやっている人はいる。
そういう人の講話を聞く…というのは、しばしば平和学習で設定されたりもする。
しかし、遺骨収集作業への参加をアクティビティにするケースはほかにきいたことがない。
作業の地域も書かれていない。
いったいどこに行ってきたんだろうねえ。
わかるのは、移動に75分とってあることから、前泊のホテルからかなり遠い…ということと、昼食ポイントのおきなわワールドへは結構近いということである。
おきなわワールド滞在時間が55分と短いので鍾乳洞などには寄っていないのではないかと思われる。
面白味はほぼないので、真面目で思想的に「出来上がっている子」が行くコースだろう。
斎場御嶽
琉球開闢伝説のポイントである。
琉球独立派の人が好きな観光スポットだ。
Fコース(辺野古ボート+美ら海美術館)
これが、事故の起こったコースである。
辺野古でボート(名護市~海上)
美ら花別邸(名護市)昼食
美ら海水族館(国頭郡本部町)
辺野古でボート、実は抗議船
小さい漁港である。近辺に他に観光スポットなどはない。
2チームに分かれて乗船ということなので、後発組は、必然的に待機テントで時間を過ごすことになるだろう。
当然なんらかの「講話」を、待機テントで聞かされていたことだろう。
辺野古のヘリ基地反対協議会の抗議船乗船…これは確実に思想性がある。
沖縄の反基地運動の最前線である。
抗議テントはゲート側と漁港側の二か所であるが、そのうち漁港側のテントはヘリ基地反対協議会が設営しているものである。
海上行動のほか、高江のヘリパッド騒動などにも関わっている。
なにかの度に、道路の占拠や、禁止されている私的検問なども行っていたりする。
安和桟橋で活動家の飛び出しに巻き込まれて、警備員が亡くなった事故においても、ヘリ基地反対協議会はかなり無茶苦茶を言っている。
確実に「政治活動」であると言えるだろう。
美ら海水族館
これは人気の観光スポットである。
ジンベエザメの長期飼育で有名な水族館である。
これには思想性もへったくれもない。
巨大水槽でジンベエザメとマンタが悠々と泳いでる姿は私もみてみたい!
Gコース 美ら海水族館+佐喜眞美術感
美ら海水族館(国頭郡本部町)
美ら花別邸(名護市)昼食
佐喜眞美術館(宜野湾市)
微妙な違和感
コース自体は、美ら海水族館と佐喜眞美術館の抱き合わせである。
Fコースが17:50帰着なのに、このコースは16:00ホテル帰着
なんかバランス悪い気がする。
昼食時間とホテル帰着時間の比較
ちょっと気になるのでリストアップしてみた。
昼食時間
ABコースは民泊で昼食ということなのだろう。
なのでABとプログラム中に昼食が含まれるDコースをのぞいたコースC~を比較。
昼食時間の比較
Cコース 美ら花別邸 13:23名 60分
Eコース おきなわワールド 13:30-14:30 15名 55分
Fコース 美ら花別邸 12:50-13:30 37名 40分
Gコース 美ら花別邸 13:15-14:00 69名 45分
FコースとGコースの昼食時間がかなりタイトである。
ホテル帰着時間の比較
これはDコースも含めて比較
Cコース 23名 16;30(慶佐治川カヌー体験、佐喜眞美術館)
Dコース 48名 16:30(沖縄料理体験、さんご植え付け体験、道の駅かでな)
Eコース 15名 16:00(戦没者遺骨収集体験、おきなわワールド、斎場御嶽)
Fコース 37名 17:50(辺野古ボート、美ら海水族館)
Gコース 69名 16:30(美ら海水族館、佐喜眞美術館)
「平和学習」を最優先にするカタチで、すべてが設計されているようである。
でなければここまでのズレは発生しない。
道の駅かでな、佐喜眞美術館など、それほどひろいわけでもなく、長居しようがないスポットである。平和学習のためだけのスポットを入れようとすると、プランはどうしても組みにくくなるだろう。
政治性のないコースはない。
結論として、政治性のないコースはない。
移動時間に平和ガイドの講話をぶち込むくらいは、昔からやっているようなので、たぶんあるだろう。
Aコース、沖縄戦の悲劇と読谷村の帰村までの苦労コース+民泊
Bコース 反差別のたたかいと反戦の心コース+民泊
Cコース 沖縄戦の悲劇を知ろうコース
Dコース 環境問題に理解を深め基地問題の実情を知ろうコース
Eコース 沖縄戦の悲劇と琉球王朝を知ろうコース
Fコース 反基地の闘いを現場で感じようコース
Gコース 沖縄戦の悲劇を知ろうコース
「沖縄を悲劇と被差別の舞台」して位置付けることを基本とするコース設定である。
生徒に「平和学習」のないコースの選択権は…ほぼないですね。
これが自主性を重んじる「体験学習」の実態ということです。
まあ、どんなつまらい内容の旅行でも、普段の生活圏と別の土地に行けば、それなりに楽しめるんですが…、それは旅先から無事に帰ってこれたら、の話です。
東武トップツアーズに関して
DEコースで一部、旅程表上に行先がでていない。
学校独自手配の部分なのだろうが、なぜ書いてはいけなかったんだろう?
ABコース民泊は、旅程表に書けないのは仕方ないが、生徒が行先を知らされていなかったようだし…どういう手配だったんだろうか。
いち早く、お詫びの文書を出したようだが…。
他にも「独自手配」が結構あったんじゃないの?
って気がしちゃうんですよね。
というわけで、表に出た情報から、いろいろ掘り返してみました。
前半日程が判明しましたので、前後しますが記事にしました(2026/4/17)
お読みいただきありがとうございます。
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