PS5
























7月1日、ゲーム業界に衝撃的な発表がありました。

プレイステーション向け新作ゲームの「ディスク生産」が2028年1月で終了。
以降はPS Storeおよび販売店でのダウンロード版のみの提供となります。

参考記事
https://news.denfaminicogamer.jp/news/2607014b

2028年から新作ゲームはダウンロード専用へ

2028年以降は、新作ゲームのディスクメディアが廃止されます。

ゲームの販売方法は、

  • PS Storeでのダウンロード販売
  • ダウンロードコードを封入したパッケージ版の販売

この2種類となり、今後発売される新作ゲームを遊ぶには、基本的にインターネット接続が必須になります。

もちろん、これまでも同様の販売方式を採用したタイトルは存在しました。

現在ではSwitch2の「キーカード」も、近い仕組みを採用しています。

実は既定路線だった?

すでにPlayStation市場では、ソフト販売の約9割がダウンロード版へ移行しています。

さらに、この秋世界で最も売れるであろうタイトル「グランド・セフト・オートⅥ」も、ダウンロードコード版での販売が発表されています。

考えてみれば、この超大型タイトルをきっかけに、残る1割のパッケージユーザーまで一気にダウンロード販売へ移行させる──そんな狙いもあったのかもしれません。

メーカー側のメリットは非常に大きい

もちろん、ディスクメディア廃止によるメーカー側のメリットは非常に大きいでしょう。

  • 物理メディアを製造しないことによるコスト削減
  • フライング販売やディスク流出による解析・ネタバレ防止
  • 海賊版対策の強化

この3点だけでも、その恩恵は計り知れません。

最大の影響は「中古ソフト市場」

そして何より大きいのが、「中古ソフト市場の消滅」です。

これはメーカーにとっては最大級のメリットですが、中古ソフトを扱う小売店にとっては死活問題でもあります。

Switch2は「キーカード方式」を採用しているため、パッケージ自体に価値が残り、中古市場もある程度維持できると考えられます。

しかし、PlayStationではこの仕組みすら存在しません。

つまり、新作がすべてダウンロード販売になることで、中古ソフトという市場そのものがなくなってしまう可能性があります。

正直、この発表を見て青ざめたゲームショップ関係者は少なくないでしょう。

試しに当店でも、2026年・2025年・2024年・2023年のPS5中古ソフトの売上比率を調べてみましたが、地方の個人店ですら驚くような数字になっています。

また、「遊び終わったゲームを売って次の新作の購入資金にする」という遊び方をしているユーザーにとっても、今後は頭を悩ませる問題になりそうです。

中古市場への影響については、別の記事で詳しく掘り下げたいと思いますので、今回はこのくらいにしておきます。

時代の流れではあるけれど…

とはいえ、物理メディア廃止そのものは、メーカー側のメリットが非常に大きく、この流れは時代の流れとして避けられないものなのでしょう。

音楽業界や映像業界も、すでに同じ道を歩んできました。

ゲーム業界も、いつかはこうなるだろうと思っていましたが、それがいよいよ現実になったという印象です。

ただし、最初にも書いたようにパッケージ商品そのものがなくなるわけではありません。

ダウンロードコードを封入したパッケージは今後も販売されるため、お店のPS5売り場がすぐになくなるわけではありません。

また、限定版や特典付きパッケージなど、コレクション性の高い商品は今後も継続して販売されるでしょう。

まとめ

メーカーにとっては利益率が上がり、ユーザーは家にいながらゲームを購入できる。

時代の流れとして考えれば、この変化は自然なのかもしれません。

しかし、その便利さの裏で姿を消していくものもあります。

ゲームショップ、中古市場、そして「遊び終わったゲームを次の一本につなげる」という遊び方です。

2028年は、PlayStationからディスクがなくなる年ではなく、「ゲーム文化が大きく変わる年」として記憶されるのかもしれません。


※本記事は2026年7月時点で公開されている情報をもとに執筆しています。今後、販売形態や仕様が変更される可能性があります。